仲直りが出来ない
「赤髪の女王と呼ばれたヤンチャもの、違う世界から来た葵さん、私は様々な事を聞きました」
は~あいつはいったい何時から私を着けていたのよ。
なんで赤髪の女王を知ってるの、これからストーカーと呼ばせて貰うわ。
「赤髪の女王、だからなんですか!」
「えっ」
いかん、思わず声が出てしまったわ。でもなんてカナはびびらないの?
「この世界には葵さんより強い人なんて山ほどいます。葵は住んでた世界は温室すぎるんですよ」
私より強い人ね、そんなの全然想像出来ないわ。
「たとえその世界で学校のクラスメイトに見捨てられても、私は葵さんを何処までもついていきます。赤髪の女王と呼ばれた葵さんを憧れ続けます」
「私がそれを信じろと? ふん、口なら何度でも言えるわ、私は見たものしか信じない」
そう、私はあの日以来もう誰にも馴れ合わないと決めた、どうせ直ぐにカナも私を見捨てるわ。
「葵さん、そんな事言わずに私と友達になりましょう
よ!」
「あぁぁ、うるさい、うるさい、気安く友達とか口にだすな、もう私に構わないでよ!」
私はポケットに入れておいたリモコンを手に持ち、組織へと戻った。
はー、なんなのよあいつは、全く、私が教室に戻ろうとした時、後ろから人の気配が感じた、…もしかして
私は後ろを振り向く。
「待ってください、葵さん」
カナが着いてきていた。
「もう…いい加減にしてよ、なんでそこまで私につきまとうの」
カナは真剣な眼差しでこう言う。
「友達だからです!」
体が震え、強く拳を握る。
「もう一度言う、その言葉を気安く喋らないで、じゃないと殴るわよ」
「構いません、それでも私は何度でもいいます。私は葵さんのこと、友達と思っています」
「…そう」
私は強く、カナのお腹をアッパーで殴る
その瞬間気絶して私の体にもたれる、地面にゆっくり横にさせて、私はこの場を離れた。
あーなんか教室いくのめんどくさいや、広場行こう。
…私がこの世界に産まれていれば、カナと友達になれたかもね。
そう思いながら、広場に着いた。
受付の人に、わたしの部屋を聞く。
「葵さんの部屋ですね。分かりました。しばらくお待ち下さい」
受付の人がそういって、しばらく待つ。
パソコンのいじる音が聞こえ、数秒立ったところで音がなくなった。
「お待たせしました。508号室ですね、こちらがその部屋のキーでございます」
キーを受け取り、更に私は食堂が何処にあるのか聞いた。
「食堂ですか?そう言えばまだ授けていませんでしたね」
そういって何かを渡された。
「この組織の全体の地図です」
「分かったわ、ありがとう」
「おー葵、こんな所にいたのじゃな」
あーこの婆臭いしゃべり方、私が振り向くと、クロエ
がいた。
「よっ、数時間ぶりじゃな、あれ、カナは?」
「あー、ちょっと床で寝てもらったわ」
「お前と言う奴は」
クロエは泣いた素振りをする。
「私は葵にそんな子に育てたつもりはないのに、どうしてそんなにひねくれてしまったのじゃ」
「育ててもらった記憶ないんけど!」
「ナイス突っ込み!」
「やかましいわ!」
「私もお腹すいたからな、葵についていくとしよう」
「ね、ストーカーって何処まで私のことしってるの」
「なんじゃその呼び方、まーいいや、でなんだっけ」
「だから、何処まで私のこと知ってるのよ」
しばらく間が空いた。で、ようやく喋った言葉が
「あ、あんな所にUFOが!」
「ここ建物の中だよね!」
「バカヤロー建物のなかだって、UFOぐらいいるわ!」
「いないわよ!」
ようするに言えないってことね。
「ここが食堂…」
広い、結構人がいるけどそれでもまだ全然入るわ
「あそこの自販機に手を見せると、ご飯を貰うことが出来るのじゃ」
「ふーん」
私は言われた通り手を自販機に見せた。すると赤いセンサーが出て手を確認していた。
終わったら自販機からご飯がでてきたのだけど…
なにこれ
出てきたのが茶碗半分のお米、具が入ってないスープ
と5センチぐらいの小さい魚…
「足りるか!」
クロエを見ると、お米は私ぐらいだけどあとは、ハンバーグとポテトサラダ、コンスープだった。
なにこの差は
「まー、葵はまだ新米じゃしな、早くポイントをかせぐことだ、あっそうだ、これをやる」
渡された物を見てみると、長方形の紙だった。
わたしとクロエは空いてる席に座り紙を見る。
「バキオラドス、1体にポイント1000って多いの?」
「今日お前が倒した盗賊が1人50ポイントだから、多いな、明日挑戦するがいい」
クロエは箸を止めこう言う。
「所で葵はカナには冷たいのに私には色々しゃべるのだな」
それに対して私はこう言った。
「クロエにはまー、色々助けてくれたし、ほら、あのまんまあの世界にいたら、私はブタ箱に入ってたし。」
「そうか」
「そうよ」
ご飯が食べ終わり、私とクロエは自分の部屋に行くため別れた。
「508…ここか」
キーを差し込む所があったので、そこにキーを入れる
するとドアが開いた。
私は部屋に入って、すぐ横にベットがあったので大の字でジャンプした。
「いた!」
ベットが岩みたいに固かった。
仕方ないので、我慢しながら寝た。
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