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ほっといて!

「ヘックション」

あー、誰か私を噂してるわね。

「風邪ですか、葵さん?」

「いや、なんでもないわ」

カナは、そうですかと言って、にこりと笑みを見せる


それにしてもすごいコンピュータ、瞬間移動なんて、初めてだわ、こんなの経験しちゃったら日本の科学なんて、ミジンコに見えてくるよ。


「あ、葵さん、これあげます」

渡された物を手に持ち見てみると、四角形のリモコンだった。

「これは、外に出るための装置です。葵さんには、これからもいろんな暗殺仕事をしてもらうので、絶対なくさないで下さいね」


カナから大まかな説明を受けた。

行きたい所を頭で描いて、そしたら次にリモコンにある、スイッチを押す。

行ってない所は、当然頭で描けないので、一度その行きたい所に行かなければ行けないらしい。


私はカナの持っていた、リモコンを貰ったので、そんなめんどくさい事をしなくてすんだ。

そのカナから貰った、リモコンを受け取った瞬間に一気に、街や村、森、山などが頭に入って来たからな。


「便利ですよね、このリモコン」

「そうだね、でも、カナのは無くなってしまうけど、いいの?」

私がそう言うと手を左右に振り、笑みを見せる。

「いいですよ、もう一個ありますから、私ドジでよくなくすんですよ。だから何時も予備を持ってます」

「そう」


「じゃあ次は広場に行きましょうか」

カナは転送室にでて、後ろに私が着いていく。

「広場にはですね、一日倒した盗賊、モンスターなどの記録が書かれているのですよ、それで資金やポイントを貯められるんです。それは倒した数が多ければ、ドンドン増えていきます」

「……」


「でもすごいですよね、どんな原理で倒した数がわかるんでしょうか」

カナが1人で喋って、しばらく歩くと広場に着いた。


「あ、葵さん、まず受け付けに行って、指紋を見てもらわないといけません」

カナがそういって、受け付けに行く。


「あの、すみません、この人に指紋を着けてチェックしてほしいんですけど…」

受け付けの人はカナを見て何やら驚いた顔をするが、直ぐにさっきの表現に変わった。


「指紋?新人さんかしら、分かったわ、じゃあここにてを乗せて」

これかな、私は受け付けの近くにある、四角形の板に手を乗せた。受け付けの人はしばらく、近くにある、パソコンをいじる。


「もう、良いわよ、貴方はもう何か倒しに行ったのかしら」

「はい」

「そう、じゃあ、あそこにあるランキング表見て来たらいいわ、まだ新人だから、最後らへんだけど」

私は受け付けの人にお辞儀をして、ランキング表の方に行く。


「572位か」

ランキング表を見て見ると長方形型の薄い板の機械だった。

「そう見たいだね、生徒全員で580人いるから、結構いいほうだよ、私なんて578位だよ」


「そこの出っ張ってる所を触ってみて下さい、資金とポイントが出ますから」

「分かった」

私は1メートルぐらい、出っ張ってる所を押す、すると、自販機のお金のお釣り見たいに真ん中から銅と銀のコインが出てきた。


「これが、資金です。さっきの指紋登録はこの資金を受けとる為の登録です。私はいろいな事をしってるので、なんでも質問してくださいね」


「さぁー、次行きましょう」

私なんかどんどん、イライラしてきた。気づけば私はこんな言葉を言っていた。


「ね、いつまで私と馴れ合ってるの?」

「えっ」

「だから、何時まで私と馴れ合ってるの!」

わたしはそういって、怒鳴った。回りにいる人達は私を見て、ヒソヒソし出した。カナは、ビクビク、ビビりながらこう言う。


「あっ、あの、私何か葵さんの気にさわることいいました?」

「言ったわ、貴方はお喋りが多すぎるのよ、ただで際、人と関わるのが嫌なのに、貴方といたらムシズが走る」

「あの、…すみません」


「もういいわ、いろいろ教えてくれたことは感謝するわ、でも次の行動は私だけでとるから、行き先教えて」

「…教室です」

「そう」


私は広場から離れ、教室に向かう、だが、途中であることを忘れてるのを気づく。


「あ、教室の番号聞くの忘れた」

は~


「ため息すると、幸せが一個無くなるぞ」

そういって、小さい子ども、クロエが上から降って来た。


「よ、どうじゃ、この組織の居心地は、エンジョイしてるか?」

「エンジョイしているように見える?」

「見えないな」


「クロエ私を計ったでしょ、私にこの世界に友達がいないから、わざとカナと引っ付けた、カナはいってたわ、ポイントが低いと差別される、稼いだポイントは順位になり、カナは578位、ダントツの最後だわ、だからカナは友達がいない、身分が小さいから、それで友達がいない子どうしで仲良くなる、クロエは、はなからカナと私を引っ付けようとした、クロエの用事は嘘だよね」


「以外に頭がいいな」

「受け付けの人の様子を見て分かった、残念ながら私はもう、誰とも馴れ合わないから」

「そうか」



「ところで、私のクラスってどこ」

「1-4じゃ」

「分かったわ」

「あー、ひとつお前に言っておく、ここは日本とは違う、やり直しの人生を送れる世界じゃ、過去に囚われたら未来には進めんぞ」













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