盗賊退治と見知らぬ男
しばらくあるくと、洞窟が見えた。
うん、すごく怪しい、とりあえず入ってみようか
そう思い、私はその洞窟に入る。
歩いて行くと、何だかさわがしくなってきた。どうやら当たったようだ、もう少し奥に進むと、数人の人影が見えた。
私は壁にもたれ、そっと中を覗く、そこは、広い空間になっており、天井には無数の電球が設置され、盗賊達がワイワイ騒ぎながら、酒を飲んでいる。
チャンス、今なら酒をのんで酔っているはず、きっとフラフラだわ。
私は堂々と奴等の所に歩いて行った。
盗賊達も私の存在にきずき、次々にこっちを見る。
「何者だ、貴様」
はは、バレた、当たり前か。
私は二の腕を十字架にクロスさせ、足を肩幅に開きこう言った
「暗殺組織キラー、葵、ここに見参!」
くぅ~、一度言って見たかっただよね、きもち~
「……」
見事に皆が唖然している。まー皆から私を痛い子と思っているだろうけど私はそんなこと気にしない、
やっぱりアニメの影響だろうか、私はアニメを見るたびにむしゅうに真似したくなって、きずけば外でも真似をしていた。
すると、ようやく1人の人物が口を開いた。
「暗殺だ~?、こんな堂々と出てくる暗殺者なんて暗殺になってねーよ!」
ごもっともな答えです。
「舐めやがって、野郎共あいつを叩きのめせ!」
奴がそういって、盗賊達はうぉぉぁと叫び、私の方に向かってくる。
1人2人パンチをかましてくるが、私はそれを紙一重で避ける。別に危なくはない、みえるのだ、1人1人の攻撃が、ふん、伊達に赤髪の女王と名乗ってきのよ、これしきのパンチは朝飯前。
「くそっ、当たらね」
奴等はハァハァ言いながらこちらを睨む
「なにやってるんだ、お前らは!」
あいつが頭だろうか、さっき私を一番速くツッコミをいれた奴だ。
「しかしお頭、あいつちょこまかと避けるんすよ」
「情けねー奴だなおい、俺があいつをぶちのめす」
奴がそういって、近くの剣を手持ち、走って私の方に向かってくる。
「はは!、お前の首は俺が貰った!」
「馬鹿なの?」
何でさっき実力の差を見せたのに、真っ直ぐ向かってくるのかな、あれじゃ俺を殺して下さい、と言っているようなものじゃない。
「死ねぇぇ」
奴がそう叫び、剣を上段に上げ、私に向けて大きくジャンプして、剣を降り下ろす。私はそれを真剣白羽取りで止めた。
「なっ」
奴はビックリした顔だった、勿論私は奴の剣を両手で維持しているので、奴は身動きが出来ない、そのすきに私は足で奴の顎に強烈な一撃を披露する。
その瞬間奴は白目むいて、地面にたおれた。
そして、私は奴の持っていた、剣を手に持って、奴の首の、脈に綺麗に切った。
血が噴水の様に吹き出し奴は死んでいった。
他の盗賊達を見るが今の戦闘で硬直状態になっている
「貴方達は戦わないの?」
私はそう聞くが、盗賊達の硬直が解けない仕方がないので、そのまま奴等の首を切断してく、すると、ようやく1人の盗賊が口を開いた。
「止めろ、止めてくれ」
その声はとても弱々しく、男は涙目になっていた。
「ごめんね、仕事だから」
そして、最後だったその男は首を切られ死んでいった
服や顔には、沢山の帰り血がついている
「はー、私って絶対良い死に方しないな」
そう思いながら、私は洞窟を出た
「あー疲れた」
私は手を上げ背伸びする
すると、前から人が来るのが見えた。
その姿はキンピカの鎧を着て、背中にばかでかい両手剣を装備している、男の身長は私の目から見て、170ぐらい、腕の筋肉も太くもないし細くもない、いや、若干細いや、しかし、その剣は明らかに彼の身長を上回っている。
何処にそんなばかでかい剣を振るう力があるのか聞きたいと私は思った。
男も私の存在にきずいたらしく、話かけてきた。
「お嬢さん、こんな所にいたら盗賊に襲われるぜ…てっ体中血だらけじゃねーか」
男は動揺する、黒髪でツンツン髪を立たしていて、なんか見るからにやる気の無さそうな感じな人だ。
私は素直に洞窟で盗賊を倒したことを告げた。
「あーさっき洞窟で盗賊退治してたのよ」
男は少し驚いた顔をしたが、すぐに元の表情になった
「そいつは、嬉しい誤算だな、俺がやる必要がなくなった、ありがとよお嬢さん、じゃあ俺は帰るぜ、あばよ」
なんだったんだろう、さっきの男は、まーいいか私も帰ろう……あれ…どうやって帰るんだっけ
「葵さん、葵さん、お疲れさまです」
どこからか声が聞こえる。騒がしい声。これはカナかな?
「今、帰る準備するのでしばらく待って下さい」
そう言われ20秒ぐらい待った、すると、行きと同じ緑っぽいオーラが地面から縦に放たれた。
私が感心していると、また声が聞こえる
「では、そこのオーラに立って下さい」
わたしは、オーラに立って、組織に戻った
眠い、とても眠い、ふぁぁ、おっと思わずあくびしていまいました。そんぐらい眠いです。
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