悲しい過去
亀更新です。
一度書いてみたかった禁断?です!
まずは序章。ではドーゾ(^ー^)ノ
私の名前はシンシア。
幼い頃に目の前で両親を殺されて、1人で森の奥深くで暮らしている。
両親はとても良い人だった。夫婦仲は一段と良く、何時も顔は目を細めた笑顔でハグとキスを毎日欠かさずしないと気が済まない両親だった。
何時も小さな机を囲って食事をする。大きい机だと、寂しいからだそうだ。
あの日も笑顔で小さい机を囲って食事をしていた。唯一違うのは、メイドさんや執事さんがお休みしてた事と雷雨の日で怖い風や雨の音が聞こえたことだ。だけど、この両親と一緒にいれば全然…これっぽっちも怖くなどなかった。
だが、大きな扉が勢い良く開かれた音がしたと思ったら知らない人達がナイフや拳銃…危ないものを手に持っていて家に入り込んだのだった。
お父様は知らない人達の方へ何用だと聞きに行った途端、なんの躊躇も無く黒い剣を持っていた男が愛しのお父様を半分に斬り裂いた。
斬られた所から凄い量の血が吹き出て私の顔にぬっとりとした赤黒いものがこびりついた。お母様は泣きながら私に逃げて、逃げてと叫ぶ。
私は動こうとしない足を無理やり動かしてその場を離れる。男の人の下衆な笑い声と交じったお母様の悲鳴が聞こえた。振り向くととともにザシュッとした鈍い音が聞こえ、お母様の恐怖に歪む顔からは何時もの笑顔が考えられない程酷かった。辺り一面血生臭い臭いが広がり、お父様が2つに分かれる景色と、お母様の恐怖に歪む顔が脳裏に焼き付いた。
自分は幼く何も出来ずにただ逃げるだけだった。
屋敷から出た直前に大きな爆発音が響き、小さい私は風圧で吹き飛ばされた。
吹き飛ばされた場所は幸運にも草原だったので、死にはしなかった。
けれど、爆発音と同時に窓ガラスが飛び散り、その窓ガラスが首に突き刺さってしまったので大きな外傷が首に残った。
私は首に突き刺さったガラスの破片を抜き取る。
そこで疑問が生じた、痛みが無いのだ。
ガラスの破片を抜き取った所からは生温かい血が流れ出て、手も抜き取る際にガラスの破片が刺さり血は出ている。
私は手からでている血を長々と見つめていた。
屋敷の方へ振り返ると屋敷は…我が家は火の海と化していた。
小さい頭では理解が出来なかった。
あの短時間で何が起こった?
私の両親が何をした?
沸々と内側から湧き出て来る怒りに身を任せていた。近くの木々が倒れる。
小さい頭でも、唯一わかった事は、もう、両親のあの笑顔は見れなくなったことだった。
視界が濁り涙がツーッと頬を伝う。私は絶望を味わっていた。燃え盛る屋敷の前で大声を出して泣き崩れた。
その泣き声は燃え盛る屋敷の音で掻き消されたが…
今でもハッとした瞬間に思い出す。鮮明であの時の自分の気持ちさえも。
そして、今になっても痛みを感じないこの身体に恐怖さえ覚えている。
両親からの唯一の形見、私の3歳の誕生日にくれた物だった。
大きな石が嵌め込まれてあるペンダント…
私は首に掛けてある重いペンダントを見る。唯一の両親との思い出…
あの日から肌身離さず持っている。
あれから10年…私はそんな過去があったけど、今はかつての私の家から遠く離れたこの森でのんびりと平凡な暮らしをしているだけ…




