黒い闇の中にはツバキがあるのだろうか 二人の転生者
綺麗な汚れがないアリス共和国に転生した2人…そして2人の関係はどうなっていくのだろうか?
第1話 ベルと鈴音 ツバキと和人
ある日の夜、後輩から飲みに行こうと誘われた。そしてその帰り、飲み過ぎて酔っていた所に突然光が見えた。
「なんだあれ、光?ヒック」
その瞬間トラックだと分かった。そして見事に私は死んだ。
だが、気がつくと真っ白な空間にひとりの少女が目の前に座っていた。
「田中鈴音、貴方はトラックに轢かれて死にました。ですが一度だけチャンスを差し上げます。貴方は、異世界に行くのです。そうですね、鈴音さんの新しい名前はベル・ブラック。それでは、行ってきなさい。健闘を祈ります。」
目の前が真っ白になったと思いきや目の前には真っ黒な瞳と髪を持つ女性と茶髪の男性もいた
「奥様、かわいい女の子ですよ。抱いてあげてください。」
「ええ、ありがとうメリ。ほら、かわいい私の子供。お母さんですよー。」
どこだろう、洋風の建物のようだがそれに私が赤子?でも、手を見てみると確かに小さいけれどつまり私は、本当に転生した?だとしたらどんな力が?いやいやそれよりもまず生きることが大切だ。
「貴方、この子の名前どうしましょうか。ブラック家にふさわしい名前がいいわよね。だとしたら、ベル…ベル、貴方の名前はベル・ブラックよ。よろしくねベルちゃん。」
「ああ、そうだな。いい名前じゃないかベル。よーし、お父さん(パパ)頑張るからな。」
「奥様先週ユークリウス様がご出産したそうです。伝えるのが遅くなってしまいすみません」
7日前…
ツバキ、本居和人は自殺を計った。そして、その理由は家庭崩壊であった。和人は目が覚めると少女が座っていた。
「本居和人、貴方は家庭崩壊により死亡しました。ですが一度だけチャンスを差し上げます。貴方は異世界に行くのです。そうですね、和人さんの新しい名前はツバキ・ユール。それでは健闘を祈ります。」
…どうなるんだろう。俺って、何のために生まれてきたんだろう。
「あら、産まれたのね。貴方の名前はもう決まっているわよ。私の茶髪、そしてシュワルツの紅い瞳。貴方の名前はツバキ・ユールよ。私の名前はユークリウス・ユールよ。貴方のお母様ですから。そしてこっちの黒髪に紅い瞳がシュワルツ・ユール、貴方のお父様よ。よろしくねツバキ。女っぽいかしら?男の子だから嫌かも知れませんがふさわしい名前よ。」
…誰だこの人。自分の事をお母様とか言ってるから母親か…こっちは父親。俺は死んだはず、でもあの女が転生とか言ってたからそうなのか…まぁ、気長に暮らすか…
第2話 パーティ
異世界に来てから3年が経った。
「えー、3日後第一回アリス共和国の全員でユール家とブラック家そしてホワイト家、イエロー家、スカーレット家、バイオレット家、グーリン家、ブルー家に子が産まれたためパーティーをやります。」
この国、アリス共和国は小さいけど魔力、妖力、霊力、武力、知力、体力。これらを持っている七色の王族、貴族がいる。そして、その中でトップに入るのがブラック家、そして七色ではないが2番目にユール家が入る。そのためパーティが行われるのであった。3日間でプレゼントやケーキ、服などを買うのである。
ブラック家
「ベル様、私が今日からベル様の専属メイドのユリ・スレイと申します。さっそくですがパーティに向けてのドレスをご一緒にお決めしましょう!」
数時間後…二人で沢山探していた。
「あ、見つかったわ。この黒色のショートドレスがいいわ!髪はお団子にしてそこに彼岸花をつければ可愛くない?!…ですか?」
「…彼岸花はやめて置いた方がいいと思います。その代わりに黒のユリの花はどうでしょうかそれにショートドレスでしたら三つ編みの方が似合うと思います。そしたらイヤリングに彼岸花の飾りがあるものにしましょう。…あ、ごめんなさいせっかくベル様が決めたのに私口出しをしてしまい…」
「ううん、むしろすっごく嬉しいわ!これで心配ないわ!ありがとう、ユリ。」
「もったいなきお言葉です。」
ユール家
「ツバキ、父さんがネクタイのついたタキシードを用意したぞ。ブラック家のベルって言う女の子とツバキは許嫁なんだから仲良くしろよ。」
「え?お父様許嫁って…聞いてませんよ?」
「…何が不満なんだ?ベルちゃんは美人で品があり運動神経も良く頭もいいと言うまさに才色兼備なんだから不満な所なんてないぞ。もちろんツバキはブラック家に嫁ぐがな。ワッハハハ!!」
3日後…テレサ城にて…
「ほら、ツバキせっかくなんだからベルちゃんの所に行ってきなさい。」
「わかりました。」
その瞬間扉が開いて中からベルが出てきた。皆目をキラキラさせていた。それを見たツバキは一つの感情が心の中にできてしまったのだ。(何だよ、あんな綺麗な人見た事ないのに。胸が熱い?何でだ?まさか『恋』?いやいやそんな事ないよな。でもこの気持ちは…何なんだ?)
第3話 ペンダント/恋
テレサ城でのパーティは無事終わりそして、誕生祭から4年の時が経った。
ベルとツバキは学校に入ったのはいいのだが…
「げ、何でベルが?!」
「それは、こっちのセリフかしら。大体何でツーちゃんは同じクラスなのよ。しかもここ、特待生のクラスのはずなんですけど?」
「それは…お父様が決めたから俺もわからねーよ。」
「ツーちゃん、貴方は口が悪すぎ。王族なんだから言葉使いに気をつけなさい。」
「それは、そうなんだが。これ、ペンダント。中に小さいものが一つ入れられるやつだよ。」
「ふーん、ツーちゃんにしてはセンスがいいわね。でも何で赤い薔薇の模様があるの?」
「似合いそうだったから…なんか文句あるかよ。」
「いいえ、別に?そしたらペンダントを今つけるから少し待ってなさい。これをこうして、あれはああして。よし!できたわよ。似合うかしら?」
(…やばい、自分が買ったやつをベルにつけてもらうと…可愛すぎて直視できない。…いやいやさすがに俺が恋?そんな事は無いよな。でも、最近ずっと頭からベルと言う少女の存在が消えない。でも、あくまで俺とベルは許嫁と言う関係なんだ。まぁ、少しでも好意を寄せていた方がいいか。)
「ツーちゃん?どうしたのですか何か悩み事でも?」
(…何を考えているんだろう。ツーちゃん、まさか私が可愛すぎて直視できないとか?いやいやそんな事ないわよね。)
「…似合ってると思うぞ。それと明日学校終わった後、あそこの一本だけしかない幽霊蓮華の木で学校終わった後に遊べねえか?」
「別にいいけど、でも流石に着替え終わった後でね。」
ユール家にて…
「お母様、学校の友達から相談を受けて。それでその子、とある女の子を見ると心臓がドキドキしたり直視できない時があるんだって。それってこ、恋なのですか?」
「そうね…それは『恋よ』だってドキドキしたりしている時点でそれはもう完璧な恋よ。」
「ありがとうございました。それでは失礼します。」
(やっぱり、恋だったのか…俺は誰かに愛された事も愛した事もなかったのに…明日俺が転生したってことを話してみようかな…)
翌日幽霊蓮華の木にて…
「なあ、ベルに話しておきたい事があって。実は俺、転生したんだ。家庭崩壊で首吊り自殺。変だろ?信じねえよな。」
「…貴方もだったの?!前世の名前は?」
「本居和人」
「田中鈴音。…プ、アハハッ和人って面白い名前ね。ちなみに私の方はね、酔ってトラックに轢かれた。」
「ダッサ、そんな死に方あるのかよ。そしたらこれで隠し事なし…とはいかないが少しスッキリしたな。」
「何よ、なんか隠し事でもあるの?まさか、好きな人が私とか?!冗談ですよ。」
「…そうだよ。お前の事が好きなんだよ。」と、聞こえない程度に言った。
いつ続きが出るかわからないですが結構ラブコメです。今後も作る予定なのでよろしくお願いします。最後まで読んでいただきありがとうございました。




