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17(襲撃)


レンたちは武器屋を出たのち町を散策していた


「セリーナ虹色の魚がいるぞ!」


レンは町にある魚屋の虹色の魚をみて興奮する


「俺虹色の魚なんて初めて見たぞ」


「お兄ちゃんそれは虹色魚と言って淡白だがすごくうまいぞ!」


店の二十歳ぐらいのお兄さんがレンを見て声をかけた


「名前そのまますぎんだろ!」


「細かいこと気にすんなよー。そんなことより一匹食べてみるか?ここで調理してやるよ!」


「いいんすか?セリーナも食べる?」


隣にいるセリーナに声をかける


セリーナは武器屋に出た後また手を握り始めた


レンは最初はふわふわとしていたがもう慣れ始めていた


「はい、私も食べてみたいです」


しかし、セリーナの様子は相も変わらず少し様子が変でどこか暗いように感じさせた


「オッケー!二匹な銅貨十枚だ!」


レンはお兄さんに銅貨十枚を渡す


「まいどありー!調理するからちょっと待っててくれ!」


そういってお兄さんは調理を始めた


店の隣にある火鉢のようなもので魚を焼き始めた


「セリーナこないだから少し暗いけど大丈夫か?」


セリーナの様子を見かねたレンが勇気を出し聞いた


「大丈夫です....少し考え事をしているだけです....」


そういってセリーナは表情を隠すように口元を覆う


(大丈夫じゃなさそうだな....)


「何考えてるんだ?俺はもちろん相談乗るよ」


レンはセリーナの目を鋭く見て真剣に言う


「大したことではありません。気にしないでください」


セリーナはレンを遠ざけるように言い、繋いでいた手を離した


「そうですか」


レンは少し語気を強くしていった


(せっかく真面目に聞いたのに....まぁいいけど)


その様子を見たセリーナは何かを言いかける


「お待ちー!虹色魚二匹焼いてきたよ!」


調理をし終えたお兄さんが二匹の魚の串焼きを持ってきた


「ありがとうございます!ほらセリーナ」


一本をセリーナに渡した


「いただきまーす!」


そういってレンは虹色魚にかぶりついた


(ザーッ....)


レンに一瞬の頭痛が襲うとともに砂嵐の中見えるテレビのように映像が見える


セリーナの右から炎のようなものが飛んできて、セリーナに当たると同時に大きく燃え上がる映像が


(今のは....未来だ!)


レンは困惑しつつも確信する


「セリーナ伏せろ!」


それと同時にレンは刀を抜き、セリーナと炎の間に入る


レンは魔力循環を最大にする


(見えた!でも速い!間に合えー)


炎の速さは尋常でなく、魔力循環最大のレンでも体の動きがスローモーションのように感じさせた


ギュイーン


レンの刀は間に合い、炎を刀が吸収した


(これ魔法か!てことは)


「セリーナ!これ打った奴を探せ!」


「は、はい!」


一連の騒動をを見ていたセリーナはきょとんとしていたが、レンの声と同時に正気に戻る


セリーナは手を合わせ目をつぶる。そしてすぐに目を開け


「捉えました。あっちです」


そういってセリーナはレンを持ち上げる


「セ、セリーナさん!」


「すみません!こっちのほうが速いので!」


セリーナはいつもの冷静な感じとは違い少し焦っている様子だった


セリーナがレンを持ち上げるとに一瞬で路地裏のような場所にたどり着いた


「ここです」


セリーナがそういうとレンを下す


周りを見渡すと全身を覆うような黒のローブが落ちており、人の姿はなかった


「逃げたのか?」


レンはローブを見ながら言った


「いえ、自害しました」


「自害!」


セリーナの発言がレンを驚かせた


「じ、自害にし、しても死体がないのはおかしく、ないか」


レンは動揺し言葉に詰まりながら言う


「魔法の代償として、命と肉体を使ったのでしょう」


レンとは逆にセリーナは落ち着いていった


「なるほど....」


(ここまでして、魔法を放つということはセリーナを殺しに来てる。なぜだ?セリーナが魔女なのと関係があるのか?)


レンは手の上に顎を置き考え込む


(これからは少し対策を考えたほうがいいな)


「セリーナ....わかってると思うけど命狙われてるぞ....大丈夫か?」


レンに先までの動揺はなくなり。恐ろしく冷静になる


「わかっています。これからは常時シールドを張るようにします」


「大丈夫か?それ、結構大変そうだけど」


「少し前に戻っただけです。問題ありません」


セリーナは平然を装い言うが、手で腕を強くつかみ少しおびえているように見えた


(誰だって命を狙われたら怖いよな....)


「それよりレンは大丈夫なんですか?これから私と一緒にいるということはいつ死んでもおかしくないということですよ」


セリーナはふふ、と笑みを浮かべて言うがそれが作り笑いということは一目瞭然だった


「いつでも私から離れて」


「離れないよ」


レンはセリーナの発言を遮るように言った


「なんだよ!前は私から離れるなとか言っておきながら今回は「いつ離れてもいいですよ」だ。俺はセリーナの便利屋かなんかですか?俺はお前と一生付き合う気でいるんだからな!ハハハ!」


レンは怒ったように言いながらも照れを隠し大きく笑う


「しかし、私といると命の危険が....」


レンのセリフにセリーナは少し泣きそうにした


「命の危険?問題ないね!俺はいつ死んでも構わないからなー!」


レンの発言にセリーナは少し怒ったように目を見開いた


「そういうのやめてください」


そういってセリーナはその場をあとにし始める


「どこ行くんだ?」


「鍛錬です」


「わかった。さっきの索敵のやつ俺にも教えてくれ」


そういってレンはセリーナの後を歩く


「ついてこないでください!」


セリーナは今まで聞いたこともないような大声でレンの足を止めた


「今回は一人で鍛錬します。レンはついてこないでください」


セリーナの目は少し赤くなっていたが目からは怒りを感じさせた


「そ、そう。宿で待ってるから....帰ってきてね」


レンは戸惑いながらも口にする


「わかっています」


そうして二人は別れる。一人は背を見て、一人は背を向け


:::::


日が暮れるとセリーナは宿に帰ってきた


「心配したよ....」


レンは胸をなでおろした


レンはあの後宿に帰りずっとセリーナの帰りを待ていた


「帰ると言ったじゃないですか。それよりも話があります。」


セリーナに先までの怒りは感じられずいつもと変わらない様子だった


「話?」


「私の加護の話です」


(加護か....俺にも関係あるのか?)


「私の加護は人の考えていることがわかるというものです」


「へーそうなんだ」


(人の考えていることがわかるか....なんかいろいろありそうだな)


レンは遠い目をしながら聞いていた


「反応薄いですね....普通考えていると聞けば嫌なところあると思うんですけど....」


「それはセリーナもでしょ。それで加護の内容を言いたいわけではないんでしょ」


レンはどこか察しているように言った


「そうですね。私が言いたいことはレンは前私を利用していると思っていたでしょう」


(あぁ、特別依頼の時か)


レンは特別依頼の時のことを思いだす。あの時冒険者協会にセリーナの力が利用されると考える同時に自分がセリーナの力を利用していると感じていたことを思い出す


「ひとつ言っておきます」


そういい、セリーナはレンに近づき押し倒す


「え、え、何?」


セリーナの突然の行動にレンは驚くが抗わない、というか楽しんでいる


セリーナはレンを無視して続ける


「レンが私に好意を寄せているように私もレンに好意を寄せています。利用しているなんて思わないでください!私は好きでレンと一緒にいるんです!」


レンは顔を赤くする


(え、ナニコレ 告白なの?告白なの!)


「それに今日言いましたね「俺はいつ死んでも構わない」って許さないですからね。レンが私が死んだら悲しむように私もレンが死んだら悲しみます!だから、二度とあんなこと言わないでください!」


セリーナは目を赤くしていった


(悲しむ....ね。俺はきっと)


レンはどこか遠い目をしてセリーナを見る


「私は悲しみます!だから、二度とあんなこと言わないでください!わかりましたか!」


「わかったよ」


レンはセリーナの目を見ていった


「あと私から離れるのもダメです」


「わかった」


そうしてセリーナは立ち上がる


(あれ、キスとかなし?期待したんだけどな....)


「しましょうか?」


「え、良いんですか?」


「目をつぶってください」


そうしてレンは目をつぶる


(え、マジで!セリーナめっちゃ可愛いからめっちゃうれしんだけど!)


レンはそわそわしていると頬に軽い熱を感じ目を開ける


そうして軽い熱は離れていく


「きょ、今日はここまでです」


そういってセリーナは顔を赤くして部屋を出ていった


(はー....マジかわいいんですけど!え、俺今キスさっれちゃった?されちゃったんですか!)


レンはそわそわしながら夜が来て眠りについた

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