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出戻り冒険者の3度目の挑戦。

作者:タカユウサ
 魔族を裏切り、勇者パーティーに参加して初代魔王を倒した珍しい魔族がいました。 

 自分に自信をもてば持つほど、色々なスキル、体力、知力が上がる変わったその魔族は、多大な貢献をして、感謝されました。

 魔王を倒した功績で、褒美に冒険者ギルドの永久会員、特定の村の永住権をもらいました。何もかもうまくいっていました。

 憧れの人間生活。新しい名前。好きに村と王宮、街に行き来できる生活。この幸せがこれからも続くと思っていました。

 寿命が長すぎて、勇者パーティーと別れるまでは。

 彼は悲しいことに少し、コミュ症だったのかもしれない。もちろん、新しい友を求めたがうまくいかない。

 信頼でき、気が合うものは少ない。彼は勇者パーティーしか付き合わず、別れてからぼっちになった。

ぼっちと言っても、勇者パーティーで貢献した彼には、いいこともあった。

ギルドには、世代を超えた永久担当制、村には世話をしてくれる家族の担当制。そして、家。普通に生きていくには、条件が揃っていた。

 そして彼は、引きこもりになった。

 閉じこもること、100年。再び魔族の王が現れ、世界が危機におちいった時、彼は再び立ち上がった。

 村も見る目が変わって、痛い目で見られたが、冒険者復帰のニュースで逆転した。

 立ち直った彼が活躍するのを待っていた村に、3ヶ月後戻った彼の姿を見た。そのまま、ひきこもった。

 「何でだよ」と村人が怒るのも無理はない。彼は二度目の引きこもりに入り、世界は別の勇者パーティーに救われた。

50年後、再び魔族の王が現れた。

もはや彼に期待するのはいない。彼はいつの間にか彼を世話する家族の子どもの面倒を見るようになり、その友達の冒険者の卵を育てたり、また子どもができた時、世話をしていた。幾人かの新しい友達、育った冒険者は彼に期待したが、諦めるものは多く、その数は少ない。

 その中で、彼の世話を喜び、彼の話を聞きながら育った子がいた。
 その子には中のいい友達が二人いて、二人を巻き込んで、オトコを外に連れ出すことに成功した。

 3度目の出戻り。冒険者になる決意で村を出る。半ば、無理やり三人に手を引かれて、連れて行かれる
昔々の話
2023/05/18 08:57
回想と旅立ち
2023/05/26 22:27
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