11月6日 余裕
みんな次の決戦に向けて、新しい仲間を探しにいったのだった。今日は、相楽以外来ていない。
相楽「俺は、そいつらに勝てばいいってことだろ」
俺 「ああ。ここまでが、俺にできることだよ」
思いの外、俺の提案が生田目と緒方にささったようだった。二人もやる気を出してくれて、俺としてはありがたい。後は、コイツのケンカが強いかどうかだ。
相楽「ありがとう。あとは、俺がやるよ」
俺 「自信はあるのか?」
いつもと変わらない表情で俺の方を向く。とても、自信がないなんて言いそうになかった。
相楽「まぁ、そこらへんの奴に負けるくらいなら意味ないだろ」
俺 「そりゃあ、楽しみだな」
相楽「当たり前だ」
ただ、もし仲間になるならコイツの力量を見ておく必要がある。
俺 「じゃあ、今度やるか」
相楽「それは、楽しみだ」
俺 「いつがいい?」
相楽「俺は、いつでもいいぜ?」
大した自信だ。これまで、いろんな奴と戦ってきたけどコイツは余裕を感じる。その余裕さが信頼してみたくなるんだろうな。
俺 「じゃあ、明日はどうだ?」
相楽「ハハハハハ」
さすがに無理だろう。
俺 「いつがいい?」
相楽「明日でも大丈夫だぜ」
俺 「お前がいいなら、俺も明日でいいぜ」
相楽「じゃあ、明日だな」
まさかな。こんな早く拳を交わることになるとはな。自分でも信じられなかった。
俺 「場所はどこがいい?」
相楽「どうせ、お前らのチームに入るなら、ここの方がいいだろ?」
俺 「わかった。じゃあ、明日15時に来い」
相楽「了解」
ケンカをするというのに、まったく動じていない。
俺 「もし、俺が負けるようなことがあれば無条件でチームに入れてやるよ」
相楽「それは、助かるな」
俺 「それの方がモチベーション上がるだろ」
相楽「当たり前だろ」
どんなケンカをするかはわからないけど、コイツに負けることなんてあってはならない。ましてや、俺が負けるなんてチームの崩壊を意味するんだ。
俺 「生田目と緒方も呼んでいいか?」
相楽「もちろん」
俺 「そんなに自信あんのか?」
相楽「ケンカって自信とかじゃないんすよ」
俺 「どういうこと?」
相楽の話っぷりは、まるでいろんなケンカを経験してきた人のいい分だ。逆にこれくらい自信をもたれると、俺も気持ちがよかったのだ。




