11月5日 トーナメント
生田目「トーナメント?」
俺 「そうだ」
昨日、相楽と話をしていて思った。もし、本当にケンカが強いのであれば勝つしかない。ただ、コイツらもいきなりケンカというのも違う気がしていた。
緒方 「どうやってすんの?」
俺 「それぞれ1人ずつ出せばいいんじゃないの?」
俺が考えたのは、俺を含めた4人がそれぞれ1人ずつチームに入れたい奴を呼んでくるという方法だった。
緒方 「それで強い奴が入るってことか?」
俺 「そういうこと」
別に入れたくなきゃ入れなければいい。大事なのは、俺たちが納得できるかということだ。
生田目「それは、なんか面白そうだな」
俺 「だろ?」
緒方 「入れたくなければ、自分が入れたやつが勝てばいいんだし」
俺 「そうそう。わかってるじゃん、お前ら」
少なくとも、後4人ぐらいは仲間がほしい。ただ、仲間を増やしても仕方がない。俺たちが目指すのは、あくまでもテッペンだ。
生田目「俺は、1人ケンカの強い奴がいるし、そいつにする」
緒方 「もう決まってんのか?」
生田目「俺は、お前と違うからな」
生田目が、そんな奴がいるなんて意外だった。生田目と言えば、一匹狼のイメージ。
緒方 「じゃあ、お前の連れてきた奴を潰せるような奴を呼んでくるよ」
生田目「そりゃあ、楽しみだ。ハハハハハ」
どうなるか考えた俺ですら想像ができなかった。
緒方 「お前は、どうするんだよ?」
すぐさま、緒方の方を振り向いた。
俺 「俺は、相楽でいくよ」
緒方 「アイツ、ホントに強いのか?」
俺 「さぁな。俺も戦ったことはないから、わかんないよ」
生田目「そんなよくわからない奴でいいのか?」
生田目の言うこともわからなくはない。ただ、相楽がチームに入りたいと言うんだから、後はなんとかしてもらうしかなかった。
緒方 「このチームも丸めこまれるぞ?」
俺 「ハハハハハ。お前ら、そんなにアイツが信用ねぇのか?」
生田目「当たり前だろ」
緒方 「お前が、なんでそんなに信用してるか逆にわからないよ」
たしかに、なんで俺はアイツのことを信頼してるのだろうか?みんなが言うように裏切らないという保証はない。しかし、俺の中では、裏切らないというよくわからない自信はあったのだ。とりあえず、それぞれメンバー探しの旅に出てもらうとするか。




