表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(宝来編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/80

11月1日  vs緒方大和(第3ラウンド)

 ケンカのダメージは、まったく回復していない。昨日の緒方は、俺の攻撃を真っ向からくらい続けた。まるで、俺は逃げないと言っているようだ。鴻野の話が本当であれば、鴻野は杉崎と一緒に、"The ari"というバーに潜入したらしい。詳しいことは知らないが、とにかくアイツも大変なようだ。俺と緒方のケンカは想像以上だった。殴ることに疲れた俺は、緒方と距離をとった。しかし、チャンスと思ったのかすぐに攻撃な転じたのだ。本当にめんどくさかった。


 緒方「どうした?」

 俺 「昨日のケンカが痛むんだよ」


 大きな声で笑い始めた。笑ってる場合かよ。普通の怪我ではなかった。これは、かなり長引く予感がしたのだ。まぁ、あれだけのケンカをしたのだから、仕方がないと言えばそれまでだ。やはり、あそこで引くのをやめなければよかった。今になって、後悔してきた。俺が引いたことによって、緒方は一気に攻撃へと転じたのだ。


 俺 「笑うなよ」

 緒方「お前も面白いな」

  

 俺が攻撃をやめた後、緒方は俺を屋上の端へと追い詰めた。そう言えば、ここは以前、鴻野と生田目が戦った時に同じような展開が起きた気がした。あの時は、鴻野が生田目を一方的に攻撃をしていくと言う展開だった。あの時とは、少し違う。今は、緒方が狙ったように端へと追い込んだのだ。


 俺 「これは、全治1ヶ月くらいするだろ?」

 緒方「でも、俺も1ヶ月くらいはかかるぜ」

 

 たしかに、あの時攻撃しまくったこともあり、緒方はボロボロだった。もし、あの時コーナーに追い込まれた時、俺が攻撃に転じなかったら、確実にやられている。それだけは、確かな気がした。ケンカなんて意外に単純なものだと察したのだった。やるべきときにやる。そんな当たり前の素質が必要なのかもしれない。

 

 俺 「お前は、頭がいいよな」

 緒方「それ、褒めてねぇから」


 ケンカIQは、一つの才能だった。生田目のようにパワーだけではどうにもならないこともある。緒方のように、よく考えてケンカすることも求められる。俺たち4人の中では、圧倒的な力だった。


 俺 「ケンカする時、どんなこと考えるんだよ?」

 緒方「どうやって勝つかだよ。俺は、生田目のような圧倒的なパワーはない。でも、頭を使えば勝てるってある日気づいたんだよ」


 なるほどな。だから、こんだけ体が小さくても強いのか。緒方の説明で納得がいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ