10月27日 机
生田目「今日は、こっち来てないのか?」
俺 「さぁ、知らねぇな」
鴻野がいる場所は、なんとなく検討がついていた。
生田目「なんとなくの場所もわからないのか?」
俺 「アイツが何してるかなんて知らねぇよ」
生田目「なんだよ」
俺 「探してんのか?」
椅子に座り出した。
生田目「ああ」
俺 「探して何するんだよ?」
鋭い目つきで俺の方を見つめた。
生田目「潰すに決まってんだろ?」
俺 「チーム内であんまもめんなよ」
生田目「そういうのじゃねぇよ」
本気って何だよ?
俺 「お前のやりたいことってなんだよ?」
生田目「この学校にいるチーム全てを潰すことだ」
俺 「なんだよ、それ」
コイツは、いつもケンカすることしかない。本当にケンカに全てをかけてるんだろう。
生田目「お前は、何もないのか?」
俺 「今まではケンカすることしか頭になかった。けど、やっぱりアイツらを倒すことが目標だ」
おそらく鴻野も同じことを思っているはずだ。
生田目「アイツらって、『TWO』か?」
俺 「違う。今は、『number』だ」
生田目「もう潰したろ?」
俺 「まだ、塩谷が残っている」
あれから、アイツの行方を追っているがまったく見つからない。
生田目「でも、塩谷を探す方法はないんだろ?」
俺 「なくても探すしかない」
生田目「どうやってするんだよ?」
どうやってって言われてもな。
俺 「俺らが探してないだけだろ」
生田目「じゃあ、探すのか?」
俺 「いや、もっと俺たちは強くならないといけないんだよ」
俺は窓越しに映る男を見ながら話をした。
生田目「じゃあ、強くなって探しに行くか」
俺 「ああ。クソみたいな奴らをさっさと潰す」
生田目「でも、塩谷以外はもう来ないんだろ?」
俺 「さっき見かけたけど、ケンカすらしそうになかったよ」
おそらく、塩谷はこの学校にすらいない気がした。
生田目「もういいや。ぐちゃぐちゃ言わずにケンカしようぜ」
俺 「そうだな。明日から強くなろうぜ」
生田目「すぐに倒れないでくれよ?」
俺 「望むところだ」
椅子から立ち上がった生田目は大きく机を蹴り飛ばした。机が倒れる大きな音が鳴り響いた。




