10月24日 vs『number』Ⅷ
これまでやってきたケンカはすべて幻だったのだろうか?そう思うとなんだかやりきれない思いになっていた。でも、今の状態では勝てないというのも本当だった。
ー10月17日ー
なんだこれ?すぐさま答えが出ない。どういうことだ?いるはずの奴らがまったくいない。なんでだよ?なんでいない?俺があっけにとられていると前から話しかけられた。
難波「残念だったな」
とても、哀れな目で俺の方を見ている。体育館の中には、難波と藤間だけ。コイツらがやったというのか?
俺 「どういうことだ?」
難波「さっき、塩谷から連絡があり、降伏をした」
塩谷、、、、、、、、。俺の感情をどこにもっていけばいいのかわからなかった。降伏ってなんだよ?あんだけ威勢のいいこと言って逃げるなんてありなのかよ?横にいた、鴻野も呆然としている。きっと、何かある。俺は、そう思い話しかけた。
俺 「そんなの俺は聞いてないぜ」
明るく返した。
難波「まぁ、しょうがない。諦めろ」
諦めろって言われてもな。
鴻野「こういう時は、どうなるんだ?」
横から鴻野が話に入ってきた。
難波「何がだ?」
鴻野「もう二度とアイツらはケンカできなくなるんだよな?」
たしかに気になる。降伏ってどういう扱いになるのか?横にいた鴻野は睨んでいる。鴻野は、俺みたいにやりたくて仕方がないのか?
難波「そんなのはならねぇよ」
鴻野「だったら、探してでもやるよ」
違うな。俺と鴻野は。コイツは、今『number』に潰したいみたいだ。気持ちは理解できるが、もう塩谷はこの辺りにいないだろうな。
難波「それは、ダメだ」
俺たちの戦いを許してはくれなかった。
鴻野「どうしてだ?」
難波「最初、ルールで決めただろ?何でもルールの中でやるのがいいんだよ。お前もわかれよ」
難波に諭された鴻野は何も言えずにいた。ただただ、難波を睨むので精一杯だった。
難波「じゃあ、俺たちは行くわ」
ゆっくり難波たちは横にある扉の方に向かって歩き始める。すると、後ろにいた藤間が止まる。
藤間「あのさー?」
俺たちの視線が一斉に向けられる。
藤間「あんま、俺たちのことなめるなよ?お前らが、俺らに勝てるかもしれないなんて思ってたら、すぐ潰しにいくぞ?」
すぐに潰される。俺は、怖くなってしまっていた。




