10月22日 vs『number』Ⅵ
ここが緒方が働いていたカレー屋。今日、緒方は、ここに来るのだろうか?おそらく、緒方のことだ。この店の誰かに聞けば、多少のことはわかるだろう。チームの仲を深めるためにも、3人のことは誰よりも理解しとかなければいけなかった。まずは、この緒方からだろうか。
ー10月17日ー
糀沢は、倒れ残すところは青西のみになった。
緒方「おい、どうするんだ?」
青西「どうするって、決まってるだろ」
戦闘モードの二人は睨み合っている。
緒方「どういうことだ?」
青西「早く、鴻野と代われ!」
どうやら、緒方は眼中にない様子だ。この前やられた鴻野の方が気になるみたいだ。
鴻野「望むところだ、また負けてもしらねぇぞ」
名指しされた鴻野もやる気満々だ。
緒方「勝手に決めんな。コイツは俺がやる」
まさかの緒方がやるなんて。想像できないけど、鴻野じゃなくて緒方がやるなら、面白いケンカが見れそうだ。早く俺もやりてぇ。
鴻野「お前がやれるんのか?」
緒方「てめぇ、いつから俺に指図できるようになったんだよ」
俺 「もういい、早くやれ緒方」
緒方「うるせぇ」
俺に指図されたくないと言わんばかりに、前に出た。鴻野も戦う姿勢を見せなかった。さっきま群がっていた『number』の不良たちもあっという間に片付けられていた。ここで止まっていた俺たちのもとに、梅沢、鷲尾、伏見、烏京。緒方と青西の間に緊張感が張りつめている。
青西「鴻野が来ないなら、引きずりだしてやるぞ」
緒方「おもしろい、俺に勝って引きずり出してみろ」
青西と緒方との距離は徐々に縮まっていく。そして、殴り合いが繰り広げられようとしていた。鴻野とやり合ったと時と同じように青西の拳は重いようだ。鴻野とやり合った時の怪我は、まだ残っているみたいだがケンカには問題ないみたいだ。
俺 「どうだ?」
鴻野「なにが?」
二人のケンカを見ながら、鴻野は答えた。
俺 「そんなの決まってるだろ。どっちが勝つかだろ」
鴻野「ハハハハ。そんなことか」
鴻野は、もう既にわかっているみたいだ。
俺 「それしかないだろ」
鴻野「言わなくてもわかってるだろ」
青西は、素早い蹴りで応戦する。青西と緒方が激突していく。パンチが乱れ飛び、蹴りがぶつかり合う。激しい応酬が続いているみたいだった。




