10月20日 vs『number』Ⅳ
あれから、情報を整理してみたがやっぱり、俺が理解するには難しい。情報だけ当てにするには少なすぎる。
ー10月17日ー
ようやくグラウンドにいた不良たちが減っていく。思いの外、人数を減らすことができた。これなら、前に進める。俺は、そう思った。「おい、川原。前に行くぞ」。声をかけてきたのは、鴻野だった。
俺 「わかった」
鴻野「ここは、梅澤、鷲尾たちに任せよう」
俺 「そうだな」
グラウンドに残っている奴は、10人ほど。アイツらなら倒してくれるだろう。そう思った。よく見ると、体育館の上から俺たちのことを監視している。あれは塩谷たちか。俺たちがゆっくり進んでいくと、今度は第二弾と言わんばかりの奴らがやってきていた。最初から分散されていたのか。めんどくさいな。
鴻野「ここは、アイツらに任せて早くいくぞ」
俺 「アイツらって誰なんだ?」
ずっと気になっていた。
鴻野「伏見と烏京だ」
俺 「誰だよ」
鴻野「詳しいことは、本人から聞けよ」
『number』の第二弾の奴らは、伏見と烏京が相手をしていた。伏見は、殴るより蹴る方が得意のようだ。一方、烏京は小さな体から素早いフットワークを武器に倒していく。烏京の拳が重く炸裂すると、相手はよろめいく。こんなすぐに次々と倒れていくもんなんだな。おい、そっち来てるぞ!!鴻野の声で後ろを振り返った。振り返った瞬間、後ろから蹴られる。ウッ、、、、、、。くそ、なんだよ。俺は、すぐに態勢を立て直し、カウンターの一撃を繰り出し殴り返した。また、来る。俺は、華麗にかわしながら間髪入れずに連打を浴びせた。
鴻野「おい、あそこ」
俺 「ん?」
俺たちの目線の先には、糀沢と青西がいた。
俺 「また、アイツらか」
鴻野「どうするんだよ」
横から合流してきた緒方と生田目はテンションが上がっているみたいだ。
緒方「おい、川原!今度は俺にやらせろ」
俺 「ちゃんとやれるんだろうな?」
緒方「当たり前だ。俺とコイツで潰す」
緒方と生田目なら、なんとかしてくれるだろう。しかし、青西は強い。鴻野とのケンカで俺はそう思った。
鴻野「ホントに、それでいいのか?」
緒方「お前より早く潰してやるよ」
糀沢と青西も俺たちの様子に気づいたようだ。ゆっくり、俺たちの方に歩いてきた。頼むぞ、緒方、生田目。




