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日常で世界を変える(宝来編)  作者: mei


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10月14日 鴻野由依都VS青西春Ⅲ

 俺は、スマホをいじりながら、これからどうしていくかを川原たちと考えていたのだった。


 ー10月9日ー


 鴻野。コイツが何をしようとしてしているのか。俺にはわかっていた。緒方から聞いていた。コイツは、昔、チームを失ったと。たしか、『high』っていうチームだった。そこには、鴻野の全てがある。たしか1年で同じクラスになりそこから意気投合したらしい。わずか、1週間でクラスを制圧し、そこからは外の奴らと喧嘩を始めたらしい。鴻野たちは、学校内には、全然興味がなかったらしい。当時から、『TWO』が学校を仕切っていたそうだ

 『high』は、5人のチーム。見城、剛力、藤ヶ谷、黒辺がいるとか。しかし、もうチームは解散した。それは、鴻野たちがずっと倒すと意気込んでいた相手である『天空人狂』というチームにやられたからだ。当時、彼らのチームのアジトに入ったのはよかったが、集団でフルボッコになった。その全ての責任を負わされることになったのが剛力。そして、その影響で辞めた学校を辞めた見城。あの日から行方不明になった藤ヶ谷。そして、やっとの思いで学校に帰ってきた俺と黒辺だった。しかし、黒辺は、学校で殺されてしまったらしい。

 あの日の出来事を忘れられない鴻野は、ずっと黒辺を殺した犯人を探している。当たり前だけど、そんなの簡単にわかるはずがない。なのにずっと、それを探し回っている。なんだか、可哀想に思えてくる。おそらく俺といるのもそれが理由だろう。俺は気づいていないフリをしているが、本当は知っている。青西にやられていく鴻野だったが、まだまだこれからだった。まだ、目は死んでいない。戦いはより激しさを増した。早速反撃開始と言わんばかりに青西をめがけてパンチを繰り出した。さっきより、鴻野のフットワークはより機敏になっているように感じた。さすがだ。鴻野のねばり強い精神力に俺は、驚きを隠せなかった。たしかに生田目の粘りも相当なもんだ。でも、それ以上に鴻野の執念で立っているように感じた。ボロボロになってまで、立っていれる理由はなんなのだろうか。

 青西のパンチを防ぎすぐさま、鴻野がカウンターパンチを決め、青西はふらついてしまう。そこに畳み掛けるように鴻野は攻撃していく。最後の力を振り絞り、渾身の右ストレートをお腹にあてていく。青西は、何とか立っているが精一杯というようだ。そして、鴻野のパンチが顎を捉えた。

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