10月12日 鴻野由依都VS青西春
戦いから3日が経過した。俺たちがこれから、やるべきこと。それは、ホームを作ることだった。どこのチームも明確に、学校の中にホームがある。しかし、俺たちは、クラス以外の場所がなかった。
ー10月9日ー
どんな心境なのだろうか?鴻野。ゆっくりと青西を見つめていた。
青西「こい、後輩」
鴻野「のぞむところだ!!」
鴻野は動き出した。青西も左に少し寄っていく。一定の距離感を保とうとしているみたいだ。青西と鴻野。どこか似ているようなイメージだった。いろいろわからないことはあるけど、それは決着がついてからだ。
青西「もっとこい、後輩」
鴻野「うるせぇんだよ」
青西は、鴻野の攻撃をさらりとかわし、軽く腹に一発食らわした。鴻野は、苦しむことなく前を向く。徐々に端に追いこんでいくが、青西は、一手早い気がする。これが、逆にならなければいいが。鴻野が脚を踏みこみ右ストレートをうちこんだ。しかし、青西はそのストレートを腕でガードし、すぐ様、鴻野の腕をつかんだ。そのつかんだ腕を下におろすように鴻野を動かす。鴻野は必死に動こうとする。そして動いたところを嘲笑うかのようにハイキックが炸裂した。
ズボンのポケットに入っていた財布が落ちてしまう。青西は、鴻野のもとに行き、手を緩める気はないみたいだ。右に左に青西の拳が入っていく。いつもの鴻野の攻撃が封じられてしまう。なんとかしようと抵抗するが無理みたいだ。青西の攻撃、鴻野の防御が続く。
緒方 「アイツ、大丈夫か?」
生田目「このままだと、負けるかもな」
少し息をはいた。
緒方 「でも、なんで青西がいるんだろうな?」
生田目「アイツ、どこのチームだっけ?」
緒方 「青西は、numberだろ」
怒りの気持ちがフツフツと湧いてくる。
生田目「この前、やった時はいなかったよな?」
緒方 「ああ。まさか、こっちのチームにいるとはな?」
青西がどこにいるのかなんて、俺にとってはどうでもいい。けど、負けたくない。負けれないんだ。俺たちは。そろそろ攻撃に転じたい鴻野だったが、その時はこなさそうだ。
糀沢「もう、そろそろ終わりでいいかな?」
俺 「まだだ。勝手に終わらすな」
糀沢「まぁ、いいけど。このままやったらしんじゃうよ?」
言葉につまる。鴻野もここまでなのか?信じたくない現実に目を伏せてしまいそうになっていた。




