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日常で世界を変える(宝来編)  作者: mei


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10月10日 川原海斗VS津田正人・狩野兼

 昨日もらったケガは、思ったよりも軽傷だった。この程度ですんでよかった。俺は、家でゆっくりしていた。


 ー10月9日ー


 勢いよく向かってくる津田を交わしながらチャンスを伺っていた。津田の後ろから、ゆっくり狩野がやってくるのが見えた。すると、右顎に鋭いパンチが入る。その勢いとともに、俺は、左にこけてしまった。


 津田「誰がよそ見していいって?」


 さっきのパンチからか声が出てこない。俺が横によけると、今度は狩野がいた。すぐさま立ちあがるけど、思いっきりお腹に蹴りを入れられる。このままだと、一方的な展開だな。横から、津田が見えた。するりと脚を曲げ、狩野の蹴りを交わし、津田の攻撃に備えた。津田の攻撃を腕で受けとめ、なんとか顔に当たらないようにする。しかし、二人同時に相手をするのはなかなか大変だ。防いでも防いでも横から攻撃がくる。俺は、チャンスを待つことにした。けど、こんなんでいいのだろうか?いずれ、『TWO』と闘うんだ。だったら、こんな闘いだったらダメだろう。自分に喝を入れるように津田の攻撃が腹に入った。その瞬間から脚が崩れ落ちた。


 津田「お前が2年の頭なんて俺は認めてねぇんだよ」


 今度は、鼻を思いっきりいかれた。なんとか、逃げようとするが思いのほか、体が動かない。さすが、クラスのトップだ。


 津田「早く起き上がれよ?こんなもんか」


 敵から煽られるのはこんなに鬱陶しいものなのか?


 狩野「もう、コイツは終わったろ?」

 津田「どうだろうな。一方的にいじめるのは好きじゃないんだよ、俺は」

 

 ムカつく。だったら、最初からタイマン申し込めよ。苛立つな。俺は、ゆっくり起き上がり、今日初めてのパンチを津田に入れてやった。


 津田「まだ、やれるのかよ?いくぜ、俺も」


 今までは、様子を見てやったがここからはそのハンデもない。おもむくまま、攻撃に転じた。津田の右ストレートをそのまま体に受け止めて、すぐさま殴り返す。そして、思いっきり左脚で右の方へ飛ばした。その勢いのまま、横にいた狩野にも攻撃する。さっきまで余裕をこいていた狩野の表情も暗くなっているみたいだ。最初からこうなるのがなぜ、わからない。顔面を殴り、すぐさま連打打ちをする。もう、動けないくらい殴ると、さっき飛ばされた津田がやってくる。けど、もう勝負は決まっていた。俺は、津田のパンチをかわし、右ストレートを入れたのだった。

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