10月8日 約束事
ケンカが決まり、俺は、緒方と生田目を呼び出していた。
緒方 「何だよ、話って」
俺 「今度ケンカすることになってな」
生田目「どこどこ?」
ケンカという言葉を聞いて、前のめりになった。
俺 「相手は、6組の糀沢、2組の津田、4組の狩野だ」
生田目「めっちゃいいね。楽しみすぎだな」
相変わらず、ケンカ好きの生田目は、喜んでいた。
緒方 「どんなカタチでやるんだ?」
俺 「わからない」
即答はできなかった。
生田目「ケンカには変わりねぇ。やるしかないだろ」
俺 「そうだ、俺たちはやるしかない」
緒方 「どうするんだ?俺たち4人でいくのか?」
緒方は、賛同してはくれなかった。
生田目「4人いたら、十分だろ?」
緒方 「そうじゃない。俺たちの目的は、2年を統一することだろ?」
緒方の言う通りだ。ぐぅの音も出ない。
俺 「そうだ」
緒方 「だったら、無理に3クラスとやる必要はないだろ」
俺 「その通りだ」
わざわざリスクがある場所に行く必要はない。
生田目「ごちゃごちゃ言わずにやればいいんだよ」
生田目は、緒方と相変わらず対立していた。
緒方 「お前は、黙っとけ。俺は、川原に聞いてんだよ」
生田目「はぁ?」
鴻野 「やめとけ、お前ら」
生田目の後ろにいた鴻野が静止に入った。
俺 「緒方の言うことは理解できる」
緒方 「じゃあ、どうするんだ?」
言うことはわかるけど、、、、、、。
俺 「それでも、やるんだ」
緒方 「何が言いたい?」
確信に迫ってきた。
俺 「俺たちはなめられてるんだぞ?」
緒方 「‥‥‥」
こんなところで終われるかよ。
俺 「俺たちは、どんな時だってなめられちゃいけないんだよ」
緒方は、何も言えなくなった。
俺 「俺も好きこのんでやるわけじゃない。でもな、チームをなめられた時は、どんな時でもやるんだ。これは、チームの約束だ」
これは、鴻野と考えた約束だ。上手くチームが機能しない時、約束事を極めようと。
緒方 「‥‥‥」
何も言わない緒方。
鴻野 「緒方、やらしてやれよ」
緒方 「わかったよ。中途半端にやるなよ?」
俺 「任しとけ」
最後は、同意してくれる。これが、緒方の優しさだった。




