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日常で世界を変える(宝来編)  作者: mei


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10月4日 鴻野由依都VS坂口康二

 5組からの喧嘩から約4日が経過しようとしていた。俺たちは、次のヤマを狙っていた。


 ー10月1日ー


 一戦目、二戦目を終えて、俺たちの2勝。鷲尾は、相当悔しいんじゃないか。もともと、3勝した方が勝ちというルールに決めていたから、向こうは後がなくなってしまっていた。俺たちの方は、鴻野がいく。申し訳ないが、俺たちがここで負けることはない。おそらく、鴻野が勝って試合終了という展開もあった。その時、鷲尾はどうする予定なのだろうか?


 梅澤「これ、お前たちが勝ったらどうするんだ?」

 俺 「さぁ?聞いてないな」


 鴻野の相手は、坂口という相手らしい。5組の生徒が坂口コールをしている。対する鴻野は、ゆっくりと前に歩き進んでいく。そして、坂口の様子を見守ろうとした。しかし、坂口は全く攻撃をしかけてこない。


 梅澤「お前らが勝ったらやらないみたいな展開あんのかよ?」

 俺 「鷲尾に聞いてみろよ」


 鷲尾がどう思っているのかは知らない。けど、この展開はおそらく予期していないかったのだろう。前にでた。鴻野は、坂口の胸ぐらをつかんだ。必死にその手を離そうとしたが、全く無理みたいだ。


 梅澤「まぁ、いいや。お前は、どっちにしろやってくれるんだろ?」

 俺 「いつでも、お前の相手はしてやるよ」

 梅澤「なめてんのか、お前は?」

 俺 「そんなわけ」


 次の瞬間、鴻野の強烈な右ストレートが顔面に入った。そして、胸ぐらを掴んだまま鴻野が叫んだ。もう、辞めないか?くだらないだろ?お前と俺の喧嘩なんて?鴻野の声に静まりかえった。返事をしないと、やられると言わんばかりの雰囲気だった。結局一発食らわしだけで、鴻野の勝ちとなった。


 梅澤「ようやく、俺の出番やないか」

 俺 「‥‥‥」


 何も言えずにいた。


 梅澤「何してんだよ、早くやろうぜ」

 俺 「鷲尾がやらなかったら、ここでやる必要ねぇよ」


 決着がついたのに、わざわざここにいる必要はない。なんなら、さっさと帰りたいくらいの気持ちだった。


 梅澤「聞いてこいよ、早く」

 俺 「なんで、俺なんだよ」

 梅澤「なんでって言われてもな?」


 梅澤は、決着がついても徹底的にやるタイプなのだろう。俺は、白黒ついたものには興味がない。とりあえず、鷲尾がこっちにくるまで待つことにした。すると、ゆっくりと近づいてくるのがわかったのだった。

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