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日常で世界を変える(宝来編)  作者: mei


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9月28日 勝利

 作戦会議の結果、俺たちは、梅澤たちと交渉して、俺たちにつくかどうかを決めてもらう必要があるじゃないかという話になったのだ。


 ー9月17日ー


 生田目と緒方は、相手チームをなぎたおしていく。俺は、その間、ゆっくり二人の様子を眺めていた。すると、梅澤を横にした鴻野がやってくる。当然、鴻野を目掛けてやってきている奴もいたが、返り討ちにあってしまう。あの三人の中でも、鴻野の強さは飛び抜けていた。それは、そうだろう。鴻野は、倒し終わり、俺の元へと歩いてくる。さすがと言えばいいのか、帰ってくる鴻野への声かけの仕方がわからなかった。生田目と緒方は、残り4人くらいだ。倒れこむ相手チームのメンバーはまるで、何かに魂を奪われたような感じだった。


 俺 「どうだった?」

 鴻野「まぁ、立つのもやっとって感じじゃねぇの?」


 まだ、梅澤のことは言っていない。それなのに、鴻野は、俺が梅澤を心配していることを理解しているようだった。梅澤以外のメンバーも助けてあげたみたいだ。


 俺 「そうか。でも、まだ命があっただけでもろかったんじゃないか」

 鴻野「そうだなー」


 生田目と緒方は、残り2人。あっという間に片付けてしまいそうな雰囲気だった。すると、梯は壁を触りながら起き上がった。しかし、もう何かをする余裕はなさそうだ。これがタイマンか。まるで、負けを悟ったみたいだった。


 俺 「お前は、誰も会わなかったのか?」

 鴻野「いや、途中で何人かいたけど、普通に通してくれたよ」


 鴻野が会ったのはどんな人物なのだろうか?聞こうと思ったけど聞くことはしなかった。


 俺 「じゃあ、結局、梯のワンマンチームってことか?」

 鴻野「そうだな。お前、途中で誰か来なかったのか?」


 そう。俺は、たしかに途中で出会った。


 俺 「塩谷が来たよ」

 鴻野「塩谷かぁ」

 俺 「知ってるのか?」

 鴻野「まぁ、なんとなくな」


 鴻野は、何かを知っているみたいだった。決して多くを語らない奴であることは知っていたしそこに問題はなかった。


 俺 「そこそこ強かっよ」

 鴻野「倒せたのか?」


 この言葉に上手く返せない。


 俺 「倒せたっていうより、途中で終わったという方が近いんじゃないか」

 鴻野「そうなんだ。


 ようやく、梯たちのチームを潰した。俺たちは、今後に向けて、どのようなチームとやり合うのかもう一度真剣に考えた方がいいんじゃないかと思ったのだ。

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