表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(宝来編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/80

9月23日 戦意喪失

 俺は、いつものように、外を歩いていた。やはり、昼間ということもあってか、あまり人通りは少ない。こんな中、俺みたいな高校生がフラフラ歩いていたら異質な感じなんだろう。勝手に歩行者の気持ちを考えながら足を進めていた。この通りをずっとまっすぐ行けば俺たちの溜まり場である「youkc」がある。ここは、俺たちにとって、とても癒しの存在でもあった。


 ー9月17日ー


 塩谷とのタイマン。自分の中のボルテージが爆発するようにテンションが上がっていた。塩谷のパンチをかわし、すぐに左手で首にチョップを交わした。予想外の攻撃だったのか、一瞬、姿勢が崩れた。俺は、その隙を狙って、顔面にハイキックをかました。チャンスならここだ。

 俺は、スタミナがなくなるくらいに、腹にパンチをいれる。いくら、10強の塩谷とは言え、この体制の塩谷の顔を殴りたいとは思わなかった。塩谷は、だいぶ苦しいみたいだ。ただ、俺はここで俺が攻撃をやめたら、再びコイツにやられることはわかっていた。


 俺 「おい!」

 塩谷「‥‥‥」


 何か異変を感じた。


 俺 「そろそろ、やめるか?」

 塩谷「お前がやめたいんだろ?」


 何が言いたいんだろうか?


 俺 「この後に、体力残しときたいからな」

 塩谷「あっ、そう‥‥」

 

 塩谷は、興味がないみたいだった。さっきまで入っていた力も抜けてきた。どうやら、やる気もなくなった様子だ。俺は、さっきまで掴んでいた胸ぐらをおろして、塩谷の上からどいた。


 俺 「どうした?」

 塩谷「いや、お前何してんだよ」


 さっきまでの覇気のようなものが消え、落ち着いているみたいだった。


 俺 「何がだよ?」

 塩谷「俺が目当てじゃないんだろ?」


 そうだ。コイツは、俺の目当てではない。


 俺 「ああ。あいにくな」

 塩谷「だったら、無理してお前とヤリあう必要ねぇだろ?」


 なぜ、こいつが急に戦闘をするのをやめたかはわからない。


 俺 「じゃあ、俺はさっさと上に行かせてもらうぞ?」

 塩谷「ああ。また、いつでもこい。待っててやるよ?」


 コイツが何をしたいのかはわからない。これでも、10強の一人だ。簡単に負けを認めないのはわかっている。


 俺 「えらく余裕だな」

 塩谷「こっちは、それくらいヤッてきたんだ」

 

 コイツとやり合う気が満々だったが、今は少しでも早く上に行くのが優先だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ