9月22日 塩谷准
今日も昨日に続いて、家でゆっくりしていた。こんなところでのんびりしていると、なんかフツフツとした気持ちになっていく。早く誰かとやりあいたくなる。もっと強くなって、てっぺんにいきたい。
ー9月17日ー
黒田、田辺たちをかわし、俺は4階の階段まで辿り着いた。しかし、ここには塩谷が待っていた。塩谷の右ストレートをなんとかよけた俺は、戦うフリをして、階段を登る。こんなところで戦ってられるか。
しかし、塩谷は俺が逃げるコースを奪っていく。次の瞬間、俺は腹に蹴りが入った。一気に階段から崩れ落ちる。苦しい。落ちてるのが一瞬のようだった。すぐさま、塩谷の方を向くが、その頃には、塩谷に胸ぐらを掴まれた。
塩谷「威勢がいいのは褒めるけど、相手間違えるなよ?」
さっきの蹴りで上手く声が出ない。だが、こんなところで終われない。拳を握りしめて、力を入れる。そして、足で背中を蹴り上げた。塩谷がこけると、すぐに走り出した。今は、戦う番じゃない。
塩谷も慌てて、追いかけてくる。どこだ、梅澤たちは?階段を飛ばすとすぐ左に曲がる。曲がった瞬間、後ろから塩谷が近づいていることに気がつく。クソ。速すぎるだろう。だんだん、距離が近づいていく。梅澤たちがどこにいるかすらわからない。
このままだと走るだけで体力が削られていく。俺は、走った足を止めてすぐさま、塩谷と向かい合った。塩谷は、息一つ乱れていないみたいだ。スゴイ体力だ。
塩谷「どうした?」
俺 「なんで、追ってくるんだ?」
よく見ると、塩谷は、剃り込みが入っていた。
塩谷「潰すんだから当たり前だろ?」
俺 「そんな俺とやりたいんだな」
挑発しながら、塩谷の方を見た。
塩谷「当たり前だろ。潰してやるよ、お前のチーム」
塩谷の様子を見ていると、ケンカの強さがわかる。
俺 「へぇー。じゃあ、俺たちのチーム知ってるのか?」
塩谷「知らねぇよ」
即答だ。
俺 「じゃあ、無理だな」
塩谷「は?」
塩谷はゆっくり歩き出した。
俺 「俺たちを知らないんだったら無理だろ」
塩谷「なんでだよ」
今のレベルだと、塩谷の方が格上だろう?でも、ここだと勝てる。なんかよくわからないけどそんな気がする。
俺 「俺たちはお前らなんかに潰されるチームじゃねえよ」
勢いよく、塩谷の方に向かって走り出した。




