9月19日 罠
戦いを終えてから2日目が経過した。しかし、俺の傷はなかなか癒えてなかった。でも、どこか自信に満ち溢れている感覚がして心地よかった。
ー9月17日ー
立ち上がった男は、俺の方にまっすぐ進み手を出してきた。俺も握手のような形で手を出して。"俺は、黒田。もしかして、コイツ『TWO』か。頭の中でメンバーを浮かべた。
【TWO】
・難波智也
・藤間蓮海
・葉山流生
・緑治兼
・山縣優寺
・村崎寛太
思い浮かべも、黒田という名前はなかった。じゃあ、コイツは何なんだろうか?でも、黒田という男はニヤニヤ笑顔を浮かべていた。
俺 「誰だ?」
黒田「えっ、知らないの?」
コイツの笑顔は偽物だ。なんか、わからないけどそんな気がした自分がいた。
俺 「知らねぇよ」
黒田「じゃあ、覚えとこっかぁ」
すると、黒田の蹴りがお腹に入った。
生田目「俺たちとやるっていう認識でいいんだな?」
生田目は、やる気満々だ。
黒田 「何言ってんの?」
余裕の表情で俺たちの方を見下ろした。
生田目「は?」
俺は、黒田以外の奴らの動きを確認した。
黒田 「もう、お前らは始まってんだよ。俺たちの罠に」
これが罠?簡単な罠だ。
生田目「どういうことだ?」
うずくまりながら、黒田の方を見た。
黒田 「お前らが探してる青西は、もっと上にいる。青西とやりたきゃ、俺たちを潰してみないと」
俺は、腹に手をやりながら起き上がる。
俺 「面白いね」
鴻野 「ハハハハ。俺たちが望んでた展開だろ」
俺たちは、誰一人ビビっていなかった。これが、俺たちの門出だ。こんな簡単に負けるわけにはいかない。
生田目「よっしゃあ!」
緒方 「ゆっくりしてたら、俺がいくぞ」
先陣を切って、緒方が黒田に殴りにかかった。黒田は、緒方の右ストレートをよける。
緒方 「川原、鴻野、お前らは上に行け!!」
一瞬、何を言っているかわからなかったけど、鴻野は、ドアの方を指差した。当然、教室から出ないように他の生徒たちが俺たちの方に来るけど、生田目が守ってくれた。
生田目「あとで、おごれよ」
鴻野 「ちゃんと潰したらな」
俺は、勢いよく教室の扉を開け、走って上を目指した。3階でもないってことは4階か?慌てて、階段を登っていく。




