9月14日 交渉
俺は、梅澤が来るのを待っていた。しかし、なかなかこない。どうしたんだ?噂では、先輩にやられているということも聞いていた。でも、あの梅澤が簡単にやられるのか?疑問に思っていた俺は、廊下を見渡していた。
ー9月13日ー
俺 「ありがとう」
緒方「ああ」
緒方はカレーを渡した後、カウンターにたっていた。
俺 「次、いつ来るんだよ」
緒方「なんだ、それかよ。来た理由?」
緒方は、あっけなかった。
俺 「それ以外なんかあるか?」
緒方「カレー食いにきたのかと思ったよ」
額に巻いていたハチマキをとった。
俺 「それはねぇな」
緒方「なんでだよ」
まだ、学校に来る気はなかった。
俺 「夏にカレーなんて暑いだろ」
緒方「お前、この前食いに来てただろ」
とったハチマキをキッチンの方に持って行き、戻ってきた。
俺 「そうだっけな?」
緒方「そうだよ。今日は、何しに来たんだよ?」
確信をついた質問だった。
俺 「お前がいつから来るから、聞きに来たんだよ」
単刀直入に聞いた。
緒方「そんなことかよ」
俺 「お前がいないと、戦闘力足りねぇんだよ」
ただでさえ、人数が少ない。ここで、コイツが入ってくれたらめちゃくちゃ助かる。
緒方「なんだ、それ。今、何人だ?」
俺 「3人だ」
緒方は、俺たちのチームに入るのか?それとも今みたいに一人がいいのだろうか?
緒方「お前と鴻野と生田目?」
俺 「そうだ。生田目が気になるか?」
他のバイトに指示を出して、俺の方を見た。
緒方「気にならねぇよ」
全く気にしていないみたいだ。
俺 「ホントか?」
緒方「当たり前だろ」
自信満々に話すコイツは、俺たちのチームに必要性を感じていた。たしかに、生田目のような剛腕タイプとは合わないかもしれないけど、俺は魅力を感じていた。
俺 「じゃあ、いつ来るんだよ?」
緒方「もう少し待てよ」
戻ってきてくれるのか。少し安心した。
俺 「どのくらいだ?」
緒方「どのくらいって言われてもな?」
俺 「お前がいねぇと、戦えねぇじゃないか?」
つい、本音が出てしまった。
緒方「じゃあ、明後日は顔を出すよ」
俺 「おけ。それが聞けてよかったわ」
笑顔の俺に、緒方は、何か感じたみたいだった。




