9月10日 新たな仲間
俺は、次なる仲間と緒方の行方を探した。どこにいるんだ?アイツは?2年の梅澤や鷲尾ともやらねぇとな。いろんなことが頭をめぐった。
ー9月7日ー
それでも、立ち上がった。これでコイツか立ち上がったのは5度目になる。もう殴る気持ちにもなれない。
生田目「どうした、、、、?やらねぇのか?」
俺 「‥‥」
俺は、言葉につまる。生田目の言葉自体は、強いがそんなに余裕は感じられない。
生田目「おい、何無視してんだよ!」
俺 「‥‥」
生田目の方を見ながら、俺は、無言を貫いた。生田目の後ろには、鴻野の姿が見える。なんだか、つまんなそうにしていた。すると、生田目は、俺の方に走ってきた。そして、顎に腕を回し、首を絞めてきた。コイツの右腕は、太い。あっ、、、、、、。徐々に力も強くなる。うっ、、。だんだん息がしずらくなってくる。抵抗しようと思えばできるのかもしれない。でも、こんなボロボロのコイツを殴る気にはなれない。だんだん、前に見えたはずの生田目の姿がぼやけてくる。これは、やべぇ、、、、。息もしづらい。
でも、こんなところで終われないんだ。鴻野と決めた。もっと、上にいくんだと。上半身を動かすことはできなかったから、下半身の右脚で思いっきり、蹴り飛ばした。首締めから抜け出し、そのまま、右ストレートを再び顔面に入れた。そのまま、崩れ落ちた。さっきより、さらに力がなくなった様子だった。俺は、両手で髪の毛をかきあげた。
俺 「鴻野!」
鴻野は、驚いて俺の方を見てきた。
鴻野 「なんだ?」
俺 「もう終わろう」
鴻野 「ああ、わかった」
こんな心残りなケンカは始めてだった。
生田目「まて!」
俺 「ん?」
生田目は、口元だけじゃなく、腕からも出血がひどくなっていた。
生田目「まだ、負けって認めてねぇだろ」
俺 「どうやって、その体でやるんだよ」
生田目「生意気いいやがって。そんなことしてねぇで早くこい」
ボロボロの体で声をはりあげた。
俺 「もういいだろ?」
生田目「うるせぇ。ルール破んのかよ?」
この言葉を聞いて、俺は何か気持ちの糸が切れたみたいな感覚になった。
俺 「俺の負けでいい」
生田目「えっ、、、、、」
俺 「俺の負けでいいっ言ってんだろ。何をしてほしいんだ?」
生田目「‥‥」
生田目は、言葉を失ったようだ。
生田目「じゃあ、俺を仲間に入れろ」
意外な言葉に、俺も言葉を失ったようになったが、気がつくと俺は、手を差し伸べていた。




