9月8日 生田目vs俺
まさか、こんなに、コイツとの試合に長引くとはな。俺は、昨日のことを思い出しながら、鴻野の話を聞いていた。
ー9月7日ー
屋上には、俺を除き、10人ほどが見に来ていた。鴻野は、俺の近くにいながなら冷静に立っていた。
生田目「どうした?」
ずっと、睨んでいると質問をされた。どっちでもよかったが、ケンカのルールを再確認することにした。
俺 「どうやったら終わりになるんだ?」
生田目「負けを認めるまでか?」
俺 「負けを認めるまでねぇ」
コイツのゆっていることは理解できなかった。一般人ならまだしも、俺に負けの二文字はねぇんだ。
生田目「おもしろいね」
俺 「まぁ、俺が言うことはねぇけどな」
鴻野が右手を上げ、ケンカが始まった。俺は、開始直後から勢いよく、ツッコンでいく。しかし、生田目は全く怯んでいない様子。肩や脚に当たるも、果敢に距離を詰めてくる。コイツ、怖くねぇのかよ。殴られても殴り返してくるコイツのスタイルはとても俺好みの戦いではあった。
この前、鴻野が説明していたケンカに必要な力で言えば、コイツは、スタミナタイプだろうな。打たれ強さはなかなかのもんだ。打っても打っても、前に出る。これは、持久戦になると感じた。俺も、生田目のパンチをもらうが重要な箇所に当たっていないということもあってか、俺はスタミナを減らさず戦うことができていた。
一方の生田目は、確実にではあるが、体力が落ちてきている。段々、動きもよめてきて、俺はコイツのパンチがかわせるようになった。パンチをかわした瞬間、俺は、みぞおちに思いっきり殴り込んだ。かなり深く入ったのか、そのまま動けず倒れ落ちてしまった。
俺は、勝ちを確信した。しかし、これが大きな落とし穴の始まりだったのかもしれない。倒れこんだはずの生田目は、起き上がり、いきなり殴り返してきた。俺は、倒れはしなかったが、顔面に派手な一発をくらった。倒れ込んだのはダミーか?なんとか脚に力をいれて、再び生田目に襲いかかった。俺は、生田目の右脚に左脚にあてていく。やはり、もう立てる状況ではないのだろう。フラフラになりながら、俺の方に殴りかかってきていた。
俺 「もう限界なんじゃねえのか?」
生田目「何言ってんだよ。正気か?」
言葉と裏腹にコイツは立っているのでやっとだ。
俺 「立てる体力ねぇだろ」
生田目「ふざけんな」
勢いよく、生田目は、殴りかかってきた。




