9月7日 生田目豪
あの日から、緒方の姿は見えてなかった。どうなってんだろうな。
俺 「鴻野!」
鴻野「どうした?」
俺は、遠くにいた鴻野に声をかけた。
俺 「今日、緒方はどこいるんだ?」
鴻野「さぁな」
俺 「なんだよ、それ」
あれから、緒方と会えていないからイライラしていた。
生田目「こねよ、緒方なら」
俺と鴻野に挟まれていた生田目が声を出した。
俺 「なんでだ?」
生田目「なんでだと思う?」
質問を質問で返してくるタイプ。俺が最も嫌がることをしてきた。
俺 「あ?早く言えよ」
語気を強めた。
生田目「じゃあ、自分で聞きに行けよ」
俺 「てめぇ、ナメてんのか?」
俺は、立ち上がり、生田目の方に向かう。すると、鴻野も立ち上がり俺を制止に来た。
鴻野 「やめとけって、川原」
俺 「早く言えや、ボケ」
生田目「お前、なんで緒方が来なくなったか知ってんのか?」
俺 「知らねぇよ。そんなん」
わからない。なんで、緒方がずっと学校に来てなかったのかは。
鴻野 「ケンカか?」
近くにいた鴻野は、生田目に聞いた。
生田目「そうだ」
お前、答えてるじゃねぇか。さらにイラッとさせた。
俺 「面白いじゃねえか」
生田目「お前、本気で思ってんのか?」
俺 「当たり前だろ」
生田目「ホントにバカばっかだな」
俺 「あ?」
俺は、鴻野の体をふりはらい、生田目に向かう。
鴻野 「だから、やめろって」
慌てて、鴻野は再び俺を止めてきた。
俺 「くそがぁ」
鴻野 「怒るなって」
怒りが限界を達してきた。
鴻野 「お前は何がしたい?」
煽る生田目を鴻野は、止めようとした。
生田目「何もねぇよ。暇つぶしだよ」
俺 「だから、テメェなめてんだろ?」
生田目「やるか?」
俺 「上等だよ」
よっしゃあ!コイツと決着つけられることに嬉しくなっていた。
鴻野 「やめとけって、お前ら」
俺と生田目は、やる気マンマンだった。
俺 「なめられたまま、やめれるかよ」
生田目「どうやって決める?」
俺 「そんなのタイマン以外ねぇだろう」
コイツに勝って、ケリをつける。
生田目「いいねぇ。やろうぜ、さっさと」
俺 「当たり前だ、屋上こい」
俺たちは、屋上へと向かっていくのであった。




