8月30日 緒方大和
俺は、学校終わりに、夕食を食べることにした。夜まで、親は帰ってこないし、することもない。だったら、一人でぶらぶらする方がいい。今日は、一人でカレー屋を探していた。学校から徒歩30分ほど歩いていた。今日行くところは、ビルの2階にあるところだ。汗を流しながら、店についた。
店員「いらっしゃいませ」
店員は、カウンターの席を指差した。俺は、カバンを置き、店内を見合わした。
店員「お客さん、どうぞ。こちらがメニューになります」
俺 「ありがとうございます」
店内には、カレーのいい匂いがしている。俺は、メニュー表を見ながら、昨日の鴻野が言っていたことを思い出していた。
店員「料理どうします?」
おしぼりを出しながら、聞いてきた。
俺 「んー、じゃあ、このインドカレーで」
俺は、メニュー表を指差した。まだ、17時頃ということもあり、俺以外の客はいなかった。
店員「かしこまりました」
店員は、炊飯器に入っているご飯を確認し、カレーのルーを煮込んでいた。
店員「お客さんは、ここらへんの人ですか?」
カレールーが入った鍋に何かスパイスを入れながら、話し合っていた。
俺 「そうです。何歳の方ですか?」
店員「俺は、17です。お客さんは?」
店員は、俺とほぼ同い年だった。
俺 「まだ、16です」
鼻を触っていた。
店員「ここらへんの学校通ってるんですか?」
俺 「そうです。銀何です」
店員「銀何ですか?」
店員は、驚いていた。すると、茶髪ロン毛の男と剃り込みが入った短髪の男が勢いよく入店してきた。俺は、カレーをすすっている最中だった。"おい、緒方"。早く、来いや"。店員の名前は、緒方というらしい。
緒方「店の中で怒らないでくださいよ」
どうやら、緒方の知り合いの様子だった。俺は、男たちの声を無視して、我慢しながら食べていた。男たちの野次が気にならないぐらいカレーに夢中になっていた。ほどよくスパイシーなカレーは、口の中で、ご飯と混ざり合う。とても美味しい。
横からとても大きな音が聞こえてきた。さっきの男たちが店で暴れていた。緒方は、料理を作っていて、止めようにも止められない。ついに、俺は我慢の限界がきた。そして、次の瞬間には、茶髪ロン毛男に殴りかかっていた。ロン毛は、大きな悲鳴を上げた。負けると思ったもう一人の男は、部屋から出て行ってしまった。男は、全く動かないでいた。




