8月29日 屋上
今日は、学校が休みだったから、朝から昨日のことを考えていた。
ー8月28日ー
教室から出ていった俺と鴻野は、屋上を目指しながら話をしていた。
鴻野「どこで、寝る?」
俺 「屋上」
寝れるなら、別にどこでもよかった。
鴻野「ふーん」
俺 「‥‥」
鴻野「あぁ、眠い」
俺に合わせる様に、あくびをした。
俺 「さっき、攻撃止めたやつ、誰?」
鴻野「梅澤の攻撃?」
俺 「あぁ」
鴻野「俺も、あんま知らねぇけど、生田目っていうやつだ」
生田目?聞き覚えのない名前だ。
俺 「強ぇーの?」
鴻野「さぁな。普段、あいつも一人でいるから。そこらへんは、どうだかな?」
首を傾げながら、答えた。
俺 「そんなやつ、まだ、俺らのクラスいるんだ」
鴻野「あぁ」
俺 「てっきり、この前の喧嘩しに行ったやつぐらいしかいねぇのかと思ったわ」
あの時は、俺と鴻野以外に、梶原や山﨑がいた。他にもいたが、大したことはなかった。
鴻野「そうだな。この前の喧嘩にいなかったのは、さっきの生田目ってやつと緒方くらいかな」
俺 「緒方?」
鴻野「今、学校に来てねぇんだけど、強いらしい」
俺 「そっかぁ」
まだ、そんなやつもいるのか。ちょっとは、楽しめそうかも。どこかワクワク感があった。
鴻野「早くやりたいの?」
俺 「あぁ。潰す」
鴻野「お前のそういうとこ嫌いじゃないけどな」
俺 「なんだよ、それ」
気がついたら、俺たちは、屋上に来ていた。俺たちは、屋上にあったベンチに座りながら、下を見下ろした。
鴻野「それより、やり返すのか?」
俺 「この前の?」
あの時の屈辱は、できるだけ思い出さない様にしていた。
鴻野「それしかねぇだろ」
俺 「やり返すに決まってるだろ」
とっさに答えてしまった。
鴻野「だったら、人数集めようぜ」
俺 「ん?」
鴻野「あいつら、言ってた様に、俺らが別々にやっても一人じゃ勝てねぇのこの前でわかったろ?」
鴻野の言うことは、正しい。でも、、、。
俺 「俺は、群れるの嫌いなんだよ」
鴻野「知ってるよ。でも、負けるのとどっちが嫌なんだ?」
俺 「‥‥」
上手く答えられない。
鴻野「俺も無理にとは言わねぇよ。ただ、、お前が人ほしいんだったら声かけてくれ」
俺は、何も言えないでいた。チームかぁ。今まで、一人で生きてきたから、そんなこと考えたこともなかったな。




