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4度めの人生は 皇太子殿下をお慕いするのを止めようと思います  作者: 桜井 更紗
第1章

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この皇子が可愛すぎる

やっとエドガーを書けました。






一撃だった。

殿下は一撃で男達を倒していた。



私には体力、腕力の………力が無さすぎる。

知識や技術や経験は、頭の中にあるが、身体はまだ15歳のただの公爵令嬢の少女のままなのだ。


弱っち過ぎるわ………




食堂で料理を乗せたトレーを持って、テーブルに着こうとしてるエドガーを見つけた。

珍しく他の3人が居ない。



「 エド、ちょっと良い? 」

レティも料理を乗せたトレーを持って、エドガーの前に座る。


エドガーは食事をしながら無言でレティを見る。




エドガー・ラ・ドゥルグは国防相の父デニスの長男で、4歳下に弟がいる。

ドゥルグ家は侯爵家で代々騎士の家系だ。

叔父が騎士団団長であり、従兄弟のグレイは皇宮騎士団に所属している。


瞳は琥珀色、髪は黒色の短髪で眉毛はキリリと男らしく

かなり凛々しい顔をしている。

学園で騎士クラブに所属している。






レティは気付いているのだろうか

アルが暴漢と応戦した意味を…………



アルベルトは我が帝国の皇太子殿下だ。

たがら皇帝陛下の次に守られる存在なのである。


アルベルトは誰よりも強かった。

だけど、彼は自分の存在も自分の価値も知っている。


だから留学先で暴漢に襲われた時も、護衛騎士に任せ、後ろに下がり、決して応戦しなかった。

アルベルトが怪我なんかしようものなら、護衛騎士達が処分される。

それを知っていて、アルベルトは絶対に前に出なかったのである。




俺達だってそうだ。

親父達から、万が一の時は皇子の盾になれと幼い頃から言われてきた。


そのアルが

そんなもん全部吹っ飛ばして君の元に駆けつけ、奴らと応戦したんだ。

君を守る為に………



あの時の護衛騎士は皇子を守らなかったと、騎士団団長が軽い処分を下したよ。

勿論、俺は何故側に居なかったと親父から怒鳴られた。


あのラウルが、アルと護衛騎士達に頭を下げてたのはそう言う意味なんだよ。



レティ、早くアルの気持ちに答えてやれよ………

あの無敵の完璧皇子がいじらしすぎて可哀想になる。






「 私、騎士クラブに入ったの 」

エドガーは吹き出しそうになった。


「 何だと? それ、ラウルやおじさんは知ってるのか? 」


レティは目を逸らした。

だけど………

まだ言って無いけど駄目なわけない。

だって3度目の人生では私は騎士クラブに入部してたんだもの………




………あっ、目を逸らした。こいつ、絶対に言って無いよな…………





騎士クラブの練習は毎日ある。

料理クラブや語学クラブに入っているレティは無理じゃないのか?

……とレティに言うと

だからエドが私の面倒をみろ!と偉そうに言ってくる。


こいつ………

生意気な………

…………とレティの頬っぺを摘まもうと手を伸ばした時



レティの背後から物凄い殺気でアルベルトが睨んでいた。

恐い………

殺されそう………




「 何の話? 」

ラウル達も料理を運びながらテーブルに着く。



このテーブルは、どうやら皇子様御一行様の専用テーブルになっている様だ。



「 あっ、じゃあまたね、エド宜しくね 」

レティはそそくさとテーブルを立って、1年生のユリベラ達のいるテーブルに行った。



「 レティが騎士クラブに入部したんだとよ 」



………やっぱり………

アルベルトは驚かなかった。



「 ………で………何が宜しくなんだ? 」

と、アルベルトが訝しげに聞く。



「 俺に手取り足取り教えてくれってさ 」

エドガーがニヤニヤしながらアルベルトを見る。



「 お………俺が教える、俺も騎士クラブに入る 」

アルベルトが焦って、ちょっと恥ずかしそうに言った。



皇宮騎士団と毎朝早朝練習をしてるのに………


ああ、この皇子が可愛すぎる。

エドガーのニヤニヤに気付いたラウルとレオナルドも、そう思うのであった………











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