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4度めの人生は 皇太子殿下をお慕いするのを止めようと思います  作者: 桜井 更紗
第1章

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18/641

規格外の少女



学期末試験も終わり

各学年ごとの成績が発表された。



3学年



1位 アルベルト・フォン・ラ・シルフィード───500点

2位 マリア・ラ・ブランソン──────────482点

3位 ラウル・ラ・ウォリウォール ────────481点

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6位 レオナルド・ラ・ディオール────────432点

7位 エドガー・ラ・ドゥルク──────────420点

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10位・・・・・・・・




各学生の10位までが発表された。

アルベルト皇子は幼い頃から優秀で

家庭教師からも

既に4年生の過程までの修了の太鼓判を押されていたので、試験は毎回1位だった。



シルフィード帝国の皇太子は

何をやっても誰よりも優れた結果を出すと言う

宮殿の側近達自慢のスーパー皇子様であった。



ラウルとレオナルドとエドガーも、幼い頃から皇子と一緒に勉学をさせられていた事もあって、毎回必ず10位までには入っていた。


ラウルは1点差で3位になった事を悔しがっていた。




「流石はアルベルト皇太子殿下だわ」

誰もが褒め称えていた。


「今日も私のアル様は素敵だわ」






1学年



1位 リティエラ・ラ・ウォリウォール───── 600点

2位 ドナルド・ラ・スモール───────── 488点

3位 ・・・・・・・・

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10位・・・・・・・・






ぎょっとした。

張り出した成績表の前に生徒達が殺到していた。

500点満点で600点?

何かの間違いじゃないのかと誰もが不思議に思った。




聞くところによると

物理のモーリス先生が、レティの回答があまりにも素晴らしいと200点を付けたそうだ。


他の先生達が

それは前代未聞だと止めさせようとしたが

彼は断固として聞かなかったらしい。





規格外だ!!!

もう、レティの何もかもが面白い。

彼女が斜め上過ぎて可笑しかった。


まだ15歳になったばかりの小さな少女に

どうしょうもなく魅かれるアルベルト皇太子殿下だったのである。




「俺の妹が規格外過ぎて笑える」

ラウルが腹を抱えて笑っていた。











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