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4度めの人生は 皇太子殿下をお慕いするのを止めようと思います  作者: 桜井 更紗
第1章

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オス達の攻防戦




この国の成人は男女共に16歳である。

学園時代の4年間は男女共に婚カツの場でもあるのだ。


小さい頃からの許嫁は別として女性の結婚適齢期は20歳。

なので職を持たない令嬢は、卒業までに婚約し、卒業とともに結婚が理想とされる。


だから高位貴族は狙われる事になる。

特に皇子様の在籍中であるこの4年間は、どの学年の令嬢も皇子様争奪戦に奮闘している。

中には平民までもがありもしない妄想に耽っているのが現状だ。




1度目の人生のレティがまさにそれであった。

皇子様の目にとまる為に、お洒落力を磨く事のみに人生をかけていたのだ。


冷静になれば我が国最高位の公爵家の令嬢であれば、父親経由で攻めれば叶うはずなんだが…………

それも兄と殿下は同じ年齢なのである。

ただどの人生でもアルベルト皇子と、ラウルが親友だったのかは、もはや誰も知る事は出来ないのであった。




反対に男性は

まだ手垢の付いてない入学したての1年生が狙い目となる。

特にまだ相手の決まって居ない3.4年生の婚活は激しさを増す。



そしてアルベルト皇子が男性部門の優良物件第1位ならば、

見目麗しいレティは女性部門第1位の優良物件だ。


何よりも、我が国の皇族に次ぐ最高位の令嬢が、これ程までに見目麗しいのだから、そろそろお付き合いの申し込みが家に来ている頃だろうか。



忘れてはならないのが

高位貴族であるラウルやエドワードやレオナルド達も優良物件だと言う事は言うまでもない。


彼等もアルベルト皇子程では無いが、かなりの美形である。

なので彼等も令嬢達の標的だ。

遊び人の彼等が適当につまみ食いをしてるかしてないかは知らないが………






前置きが長くなったが

アルベルト皇子達は昨日のレティの騒動が気になっていた。


食堂でレティを探すと……


昨日、目立ってしまった事もあるのか、レティの周りはオスだらけになっていた。

デレデレの下心満載でレティに話しかけているオスもいれ

ば、やらしい目でレティを上から下まで舐め回しているオスもいた。




「 ちっ!ハイエナめ 」

アルベルト皇子はイライラが最高潮に達した。




─オレのレティに不埒な目を向けるな──




レティの周りにいた不埒なオス達を不愉快オーラで蹴散らした。

いや、皇子様が横に立たれていたら誰だって席をお譲りする。




そんな色々あっての、あのニコニコ皇子様であった。



僕はレティをやらしい目でみませんよ~

勿論いやらしく口説いたりもしませんから~

安心して下さい!僕は姫をお守りする皇子様です~

ホンマもんの皇子様が皇子様に徹する。



………ニコニコ皇子様を徹するアルベルト皇子。

そんな純粋皇子様に

羞恥プレイをしたのはレティだった。



色々と策略があった皇子様は

何時も斜め上を行くレティに翻弄されるのであった。


悪い女だ。




そして

4度めの人生では、まあまあのイケメンと淡い恋をすると言うレティの目標は何気に断たれたのだった。



それは………

彼女を我が国最強のオスが狙っていると、ここに居る生徒達が薄々感じたのは否めない。






誤字脱字が多過ぎて嫌になっとります。

読みにくくてスミマセン。


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