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4度めの人生は 皇太子殿下をお慕いするのを止めようと思います  作者: 桜井 更紗
第1章

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皇子達の密談



「ちょっと絞めとくか?!」

「そうだな……レティに仕返しをしに来たら大変だ」


アルベルトが顎でクイっとエドガーに指示を出した。

エドガーは騎士の家系だ。



レティは一昨年に皇都に来たばかりで交流も少なく、

14歳で社交界デビューもまだだったので、世間的には顔は知られて無かった。


ラウル達と幼馴染みであるアルベルトでさえ知らなかったのだ。




「 一応親父には報告しておくが………あのタンカを聞かせたかったな 」

「 凄い迫力だったな……誕生日はもうすぐでもまだ14歳だろ? 」

「 よくあれだけの正論を叩きつけれたな 」

「 あいつら反論出来なくて口をパクパクしてたぜ 」

「 ワハハハ……どうだ!これが我がウォリウォール家の血のなせる業なのだよ! 」




それにしても大したもんだ。

俺や貴族達に耳の痛い事を突き付けたんだから。




「 それでも最近こいつ何歳だ?!って思う時がある 」

「 普段はコロコロと可愛らしいのに、たまに凄く大人びた雰囲気を出してくるからビックリするぜ 」



ラウル兄ちゃんよ………そりゃあ彼女は並の14歳ではない。

何せ、お洒落番長で医官で騎士であって、精神的年齢は20歳なのだから。





それにしても

ホイって頭を差し出して来たレティは可愛かった………

なんて可愛い生き物なんだと思った。


でも流石にレオ達みたいにクシャクシャは出来なかった………




問題ありません!

頭クシャクシャVS頭ポンポンなら

私は確実に頭ポンポン派です。





明日はちょっとレティのお披露目といたしますか………

帝国筆頭公爵家の長男ラウルの妹で

バックには俺もいるぞ と知らしめて、手を出せない様にしとく必要がある。





「 おい!ラウル、ちょっと来い、良い考えがある 」




誰にも手出しさせない。




あの………真っ赤っかになった可愛らしい皇子様は

実は………将来の皇帝陛下であり、策士であった。








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