表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/23

プロローグ

童話改変シリーズの最終回になります。

暇つぶしにお付き合いいただけると嬉しいです。

むかしむかしある、国に、姫が生まれました。

お祝いの席にはその国に住む13人の魔女を招待する予定でした。

しかし魔女に使う金のお皿が12枚しかなかったため12人の魔女が招かれました。

12人の魔女は、お姫様にやさしい心や美しさなどを贈りました。

するとその時、お祝いに呼ばれなかった13人目の魔女がやってきて『15歳の時に糸巻きの針に刺されて死ぬ』という呪いをかけました。

他の魔女には呪いを解くことができませんでしたが、12番目の魔女が『死ぬのではなく100年眠りにつくだけです』と言いました。

王様は国中の糸巻き機を燃やしました。


時は流れて姫は15歳になりました。

好奇心旺盛な姫は呪いの事など知らずに近づいてはいけないと言われていた塔に忍び込んでしまいます。

そこでおばあさんが見たこともないものを使っています。

気になった姫様はおばあさんに聞くのです。


『これはなんですか?』


『これは糸巻き機と言って、糸を紡ぐものだよ。この国ではこの一台しかないのさ。やってみるかい?』


おばあさんの声に姫は手を出してしまいました。

針が指をさすと、姫は倒れてしまいます。


『ははは、いい気味だ!これで姫は死んだ!』


高笑いをしながらおばあさんに化けた魔女は消え去っていきました。


姫と、姫の国は100年の眠りにつき、国は茨に包まれてしまいました。


時が流れて100年後。

隣国の王子様が噂を聞きつけて姫の国に来ました。

するとあら不思議、硬く包まれた茨が王子様を迎え入れるように開いていくのです。

不思議に思いながら王子様が進んでいけば、そこには美しい姫が眠っていました。

王子様はその姫君に近づきそっと唇を重ねました。

すると宝石なような美しい瞳が開かれます。

目が覚めた姫と王子様は末永く幸せに暮らしましたとさ。


めでたし、めでたし。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ