『日常を取り戻した、午後』・・・『詩の群れ』から
『日常を取り戻した、午後』・・・『詩の群れ』から
㈠
またそうやって、自己欺瞞に落ち着くのか、先は見えているぞ?
え?
㈡
つまりさ、自己、その状態で生きたいなら、それ相当の努力が必要だ、ということだ。
そうか、自分は、少し、狂っていたんだろうが、実際、狂っていたんだな、だろうだ。
㈢
そうしたら、自分はあの午後、紅茶を飲んでいたんだ、窓際でね、実際、優雅だったさ。
そうか、その時、瞬時に、日常を取り戻したと、言いたいんだな。
㈣
俺もお前も、我々は皆、日常と、非日常の中で、行ったり来たりさ、だろ。
そうなんだ、だから、あの午後、自己は、覚醒したんだな、だろうだ。




