二週間後にあなたは「幼馴染みざまぁがざまぁされ過ぎているので他の物を読みたい」という
かもしれない(震え)
現代恋愛ランキングに今流行りの幼馴染みざまぁの反対の様なタイトルの作品が上がりました。
なんとなくそういう作品が書かれるかな、と漠然と思っていたのですが意外と早かったというのが正直なところですね。
この流行りだしたテンプレと反対のような作品が出てくる流れ自体は流行に対する派生の様な形で今までもあったのですが読んでみた感じでは派生ではなく対抗、というより「幼馴染みざまぁ」という要素ではなく「幼馴染みざまぁが流行っている」という要素を使っていると感じました。
この手のテンプレに対する派生は婚約破棄なら受け入れるのではなくその場でやり返したり、追放ものなら追放される側が事情により自発的に出ていったりと大体は大まかな流れは守ることが多かったように感じていましたが、今回のケースでは幼馴染みざまぁの要素はなく仲を深める一要素程度にしか使われていませんでした。
個人的な見解なのですが新しいテンプレが流行るのは読んでもらえるから、ということに加えて自分ならこういう流れにしたいから書いてみようという人がいるから新しいテンプレがランキングを席巻しそこから微妙にずらした作品が増えていくと考えています。
しかし今回は核である幼馴染みざまぁすら行われていないことからそもそもの幼馴染みざまぁというテンプレそのものがあまり受け入れられてない印象を受けました。
平たく言えば幼馴染みざまぁものを見て「私も幼馴染みざまぁを書いてみたい」という人が少なく、逆に快く思わかった人が多かったのだろう、ということですね。
実際エッセイでもいくつか幼馴染みざまぁに対して否定的なものが上がっています。
だからこれからは幼馴染みざまぁの細かい部分を変えるのではなく幼馴染みざまぁ自体を否定的に使う「幼馴染みざまぁざまぁ」が増えていくのではないかな、と思っています。
幼馴染みものってやっぱり仲がいいものが定番と思うのですよね。というか定義では幼い頃に親しかった友人ということみたいですが疎遠ならともかくずっと罵声を浴びせてくるレベルまでいくと前提の親しかったという部分すら崩れかねないのではと思ったり。
個人的にはすれ違いなどはあれど最終的に二人が本音を確認してくっつく話が好きですね。