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メタフィクションの定義が間違っている?

 メタフィクションの定義についての私の考えを書いていきたいと思います。

 

 ウィキペディアで調べると

メタフィクション(Metafiction)とは、

フィクションについてのフィクション、

小説というジャンル自体に言及・批評するような小説のこと。


 この定義に違和感がある。

 

 フィクションについてのフィクションとは限らない。


 例外を出すと、「あなたは、この文章を読んでいる」

この文章がフィクションに書かれていたとして、

この文章を読んでいるあなたは、事実でありフィクションではない。

しかし、このメタ要素のあるものは、メタフィクションに分類される。


 定義から外れているにもかかわらず、メタフィクションに分類される。

 

 定義が古いのか、初めから間違っていたのか。

 

 真のメタフィクションの定義は、恐らくこうだ。

現実リアルの世界を認識し、現実リアルの世界の読み手に干渉すること』


 例えばAIを使ったゲームやカメラの顔認識、PCから読み取った情報から、

リアルの読み手に干渉してくるような小説だったりすると、

本当に現実に干渉されているようでわかりやすいのではないでしょうか。


 実際は、リアルな読み手がどのような状態かを意識する必要はなく、

小説が読者に何らかの干渉をしてくるものをメタフィクションと呼んで

いいと思います。


 また、従来の定義のフィクションについてのフィクションに、

わざわざメタフィクションの定義を用いる必要は、あまり感じられません。

ただの劇中劇で良いと思います。

さらに深く説明すると、劇中劇のキャラが上位である劇のキャラに干渉する事は、

ただの世界観であり、これもメタフィクションに定義する必要はないように

感じます。

メタフィクションものとは呼べるが自分の定義では、

厳密にはメタフィクションではないという事になります。


 メタフィクションの定義が一般的に間違って普及している

と私は感じていますが、これを正すにはどうしたらいいんでしょうか?


 メタフィクションではなく、新しく何か名前をつけて

メタリアルとでも名付ければいいんでしょうか?


 正せないでしょうから、こんなエッセイを書いてどうなるか反応を見るぐらいしかできない。

このへんが落としどころでしょうか。


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― 新着の感想 ―
[一言]  ああ、言葉足らずでした。  読者にフィクションである事を明示して、そこに読者を参加させるのが、メタフィクション。  ただし、大抵の場合、フィクションの語りの中で、読者に問いかけた時点で、既…
[一言]  んん?  『フィクションであることを明示して、進めるフィクション』が、メタフィクションで、いいんじゃないかな。  つまり、素直に、『フィクション(虚構)である事をメタ(前提・上において)、…
[一言] 元々、『メタフィクション』は演劇用語であり、『第四隔壁』の突破を意味します。 従って小説では作中の当日人物が、読者へ向かって意見を述べたり求めたりするような技法になります。 小説中での作…
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