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28)キャア~♥紅龍様ァァ♥ファンサ(ワンパン)して~♥

「……流石、ワタシのことわかってるじゃねーカ」


 褒められた! と思ったけど、紅龍様は鼻を鳴らす。


「……だガ、ワタシを餓鬼どもと同じ扱いするんじゃねーヨ」


 ぷいっと横を向いた。


 やだ、拗ねてる~……ッッ!(トゥンク)


 それが可愛くてメロメロになってしまう! 推しの拗ね顔ウォォオオオ!


「そんな……! 紅龍様の個人情報なら身長体重血液型から誕生日に星座に、お風呂に入った時は頭から洗うとか、眠る時は左向きで寝るとか、得意料理は包子だとか、本気で殴る時は左の利き手からだとか網羅してますからぁあ♥♥♥」


 キャア~♥紅龍様ァァ♥ファンサ(ワンパン)して~♥と目をハートにしていると、周囲の黒服ズが引いていた。


「岩をも砕くボスの拳でワンパンしろって言ってんぞ……」

「ボス……モテるのに、なんでこんな残念なオンナと……」

「たまにボスの女の趣味がわからない時がある」

「普通の美人は食い飽きたから、絶世の美女(イロモノ系)に走ったんだろうなぁ……」


 ちょっと! すごい失礼な発言なんですけど!?

 私のことはボロクソ言っていいけど、推しの悪口は止めてください! そういうの地雷です! とプンスコしていると、サングレが身を乗り出してスパゲティを差し出してきた。


「シスタぁ! あのっ、これ、ぼくのみーとぼーるぱすた、おいしいので、たべてみてください! はい、あ~ん☆」


 あらっ♥ カワイイ! 

 一生懸命に手を伸ばす仕草が可愛らしくて、私がいそいそと近づこうとする。


 と、横からバニラアイスがのったスプーンがヌッと突き出された。

 ガルーも手を伸ばしてバニラアイスを見せつけてくる。そして話しかけてきた。


「ほら、これくえよ。手前みてぇな甘いオンナには、こっちのがおにあいだろ」


 またキザなことを言って! 人生二周目の小僧が! なんて呆れていると、更に今度はポトフのスプーンが伸びてくる。アリアまで参戦してきた!


「シスターのみらいの夫として、みすごせない。あーん、だ」


 と、ワケのわからんことを言いながら3人が私の顔の前で誰が一番に『あ~ん』させるかで揉めだした。

 スプーンやらフォークがガッツンガッツンぶつかってて普通に危ない!


「ていうか、そんなどうでもいいことで揉めるんじゃないわよ!」


 叱ると三人が同時に


「「「どうでもよくない!!」」」


 と反論して、余計にヒートアップしだした。


 仕方ないわね……なら三人同時にかかってらっしゃい! 

 そう提案すると、三人がキョトン顔をしていた。


 なので、顔の前に差し出されたスプーンとフォーク三つに、ぱくっと食いついて一気に食べて見せた。

 呆気にとられる三人に私は両手でピースサインをする。


「誰かが一番で揉めるならモグモグ、一気食いしかないわよねモグモグ~」


 多少、変顔だったかもしれないけど、食べ終わってから笑顔でペロリと舌なめずりして見せる。

 それを見ていた紅龍様が大笑いしだした。


「哈哈哈哈哈!!」

ブクマ、リアクション、評価等ありがとうございます!(涙)

いつも心が救われております~!!(涙)

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― 新着の感想 ―
推しの拗ねと推したちのかわいらしいケンカいただきました!! ( `−ㅿ−´)人ゴチソウサマ ミートボールパスタとバニラとポトフ……なるほど(?)美味しいのかな意外とクリームシチューっぽくなって美味しい…
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