新・私のエッセイ~ 第142弾 ~ 『緑の植物』は、緑が大嫌い ~ 彼らのホンネとは・・・?
・・・今回も、あまりレベルの高い話ではありませぬ。
実はですね・・・
青々とした、目にもあざやかで、
なおかつ、さわやかで涼しげな新緑や、濃い緑の植物たち。
しかしながら、彼らによりますとね、
ホンネの部分では・・・
「あんなぁ・・・なにをかくそう、あたいらはね~え。この『緑色』ちゅーモンが、大嫌いなんだよッ! そこらへん、知ってた??」
というのが実際のハナシなのであります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『光の三原色』というものがあります。
ぼくたちが見ている太陽光というのはですね・・・
実は、「青色」「赤色」「緑色」の3つの基本となる原色の組み合わせでできています。
それらの強弱のバランスで、クリーム色だのピンク色だの、
赤紫色(= パープル)だの、青紫色(= バイオレット)だのの、パステルカラーのビミョーな風合いも作りだせるわけなんですね。
で・・・
ぼくらの「色を認識する仕組み」というのは、次のようになっております。
『たとえば、「赤色」と「緑色」が物体に吸収される場合、「青色」だけが残り、反射され、私たちの目はそれを「青色」と認識する。』
つまりぼくたちは、
モノに吸収されずに残った『反射光』を、『色』として識別している・・・ということになるのです。
熱帯のきれいな海の水が『マリンブルー』や『オーシャンブルー』に見える理由は、水の分子が『赤色光』を吸収し、”青色”と”緑色”の光を反射するため、ぼくたちの目が、『ブルー』と認識するためだったんですねぇ。
この”青色”は波長が短いため、大気中の微粒子にぶつかることで”光が散乱しやすい強い光”。
昼間は、太陽の光は地上と最も距離が近く、短波長の強い”青色”の光が散乱され、
それでもってぼくたちの目には、『空が青く見える』・・・ということになります。
また、
夕日が赤く見えるのは、太陽と地上との距離がもっとも遠くなり、青色の光は長い距離を進むにつれて散乱されて弱くなり・・・さらに、
赤色の光は、散乱されず、ぼくらの目に届くので、それで夕日は赤く見える・・・ということになるんですねぇ・・・。
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・・・だいぶ脱線してしまいましたが、
話を戻しますとね、
光合成をする緑の植物が、緑色に見える理由、それは、
「植物が緑色の光・・・つまり、緑色を極端に嫌っていて、吸収をこばんでいるからだ!」
ということになります。
ぼくたちが『目に優しい癒し』として、
『さわやかで美しい風景を構成する重要な要素』として愛でていた、緑色の植物たちが・・・
自身では、実は、その緑色そのものを忌み嫌っているとは・・・なんとも皮肉でシュールなハナシではありませんか(笑)。
・・・おあとがよろしいようで。
m(_ _)m
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(おなじみの)追伸:
【参考資料の引用:なぜ金属は光沢があり、銀色や金色、銅色に見えるのか?】
それは、
『プラズモン周波数が 紫外線 帯にあり、全ての 可視光 が反射するため』。
金属は プラズモン 振動数 より高周波数の光を吸収し、低周波数の光を反射するが、銀色の金属では、プラズモン周波数が 紫外線 帯にあり、全ての 可視光 が反射するためである。
ただし、 鉄 などは表面が容易に 錆びて 色が変化するので、 貴金属 で錆びにくい銀の名が付いている。
周期表 で銀に近い、 白金 など 白金族 の元素も、錆びずに銀色を呈す。
アルミニウム や クロム などの金属の色も銀色と呼ばれるが、これらの金属の反射率は銀には劣り青白色または灰白色を帯びる。
このほか、金属の色としては銀白色や銀灰色と呼ばれるものもある。 金属的な光沢は 構造色 でも生み出せるので、白色の構造色は銀色を呈する。
・・・以上。