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いちわ。
目を覚ますと俺はオリに入れられていた。
「どこだよここ!出せー!!!」
俺はまだあまり動けずに震えていた。そうすると人間が様子を見にやってきたようだ。
「うさちゃんどうしたの〜。寂しいのかな?」
「そうね〜。お母さんたちと引き離すのが早すぎたのかも。」
なにか喋ってる。なんだ?俺を見下して馬鹿にしてるのか…?
「よ〜しよし。ご飯あげるね〜〜」
やめろ!さわるな!
そのまま人間に家の中に連れて行かれた。
俺は体を上手く動かせなくて逃げることは出来なかった。
人間に捕まえられていた俺は、哺乳瓶に入れられた味の濃いミルクを飲まされた。
俺はその日から人間に飼われることになった。




