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貝殻

貝殻を耳にあてると、波の音が聞こえるという……。


凪子は、もう人も疎らな、晩夏の浜辺に来ていた。

波に押されて打ち上げられた、巻貝の殻を見つけ、拾い上げて、耳にあててみる。


「助けて……。」


え?

凪子は、一瞬、何が起こったか分からなかった。

聞き間違い?


もう一度、ゆっくりと貝殻を耳にあてなおしてみる。


「助けて、もう限界。」


確かに、貝殻の奥の方から、その声が聞こえたのだった。

それは、海からのメッセージだった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 螺旋企画から参りました。 短いのにきちんとした構成だなと感じました。 突然の海からのメッセージ、どうにかしてあげたいですね。
[一言] 海からのSOS。 本当にそんな声が聞こえてきそうです。 静かな語りにSOSが恐ろしいほど悲壮に響いてきました。短い文章ですが、とても深いお話ですね。読ませて頂きありがとうございました!
[良い点]  超短編だと、読者さんに想像をゆだねる部分が大きくなりますね。でもその分、読者さんごとに話が広がって余韻も生まれると思います。  本編を読んでそんなふうに思いました。
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