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悪魔と天使の狂詩曲(ラプソディ)  作者: 井ノ上雪恵
オープニング
1/27

プロローグ

 国土の半分が森に囲まれた沿岸国―クロアシア王国。

 数千年に渡る歴史を持つこの国には言い伝えがあった。



 ―『命が惜しけりゃ、悪魔にだけは手を出すな

   ペロリと命を喰われるぞ

   死にたくなけりゃ、心を強く持つことだ』



 人々は悪魔を畏怖した。決して怒らせないよう、細心の注意を払った。

 彼らを怒らせると、国が炎と血で真っ赤に染まる。

 彼ら…人の皮を被った悪魔と呼ばれる伯爵家の一族“イブリース家”。

 王族でさえ支配できない彼らは、この国で最も恐れられる存在であった―。





 ―天使とは「天の使い」である。


 ―天使とは心の清らかな者である。


 ―天使とは悪魔の対となる存在である。


 今この時、クロアシア王国において“天使”と呼ばれる人間はたった一人だけだった。

 イブリース家の次子。この世に一人としていない空色の髪を持った娘―フィリア・イブリース。


 これは天使と悪魔の宿命の物語―。

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