表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第1話 プロローグ

第1章ノマンワール



ここは……どこだ……?




目が覚めるとそこは真っ暗な場所。


室内ではない、だが屋外でもない



とても不思議な感覚。




「おめでとうございま〜す!

【野々崎 凛太郎 ノノサキリンタロウ】さん、あなたは勇者に選ばれました」



突如として目の前に上から円柱の光が降ってくる


そして同じように1人の女が光とともに現れた




「初めまして凛太郎さん。私の名前はノルマ。女神です。突然の事で混乱しているでしょうが、ますば私の話を聞いて下さい」



その女神と名乗る女は、確かに女神という言葉がぴたりと当てはまるくらいに端正な顔立ちだった



そして俺はすぐに状況を理解する



「……これが最近流行りの異世界召喚か?」



「さすが日本人さん、話が早くて助かります!

そうです、あなたは勇者としてこの神界に召喚されました」



こんなアニメみたいな事が実際に起こるとはな




今いる場所はふわふわ浮いているような、でも確かに地に足を着いている今まで体験した事がない奇妙な場所だ。




こんな所、地球にあるのだろうか?




だとしたらここは本当に神界……?




「疑ってますね?でもここは正真正銘、神界です!神界だからこんな事も出来ちゃいます!」



そう言って女神と名乗る女が手を挙げた瞬間、




虹色に輝く水が地面から勢いよく噴水のように噴射され、俺達がいる空間を7色に染めた





「ほぉ〜。こりゃすごい。確かにこんなの今まで見た事ないな」




ならここは本当に神界なのかもしれない




冷静沈着な自分に少し驚きつつ、しかし本当に俺を勇者として選んだのなら断らなくてはいけない




「さっかく証明してくれた所悪いが、俺は勇者っていうガラじゃない。勇気も仲間も熱い友情も大嫌いなんだ。だから早く家に返してくれ。異世界召喚は見るだけで十分だ」



ぶっちゃけ勇者は嫌いだ。



だって唯一無二のスキルを覚えるし、成長レベルが段違いに高いし、仲間の力で謎にパワーアップするし、最強だし最強だし最強だし……



確かに無双したいという気持ちもなくはない。



だが俺は――




だが俺は?




――なんだ?




「だからですよっ!凛太郎さんっ!」




何か頭の中でおかしな事が起こっていたが、

さらにおかしなことが起こり思考停止。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ