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冥土の土産  作者: あばれった
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プロローグ~九条冥土は飢えている~

プロローグ……デス……

魔王城最深部、漆黒の巨大な扉を一人の女性が拳で吹き飛ばす。

「よぉ、魔王様会いに来たぞ」


奥には玉座があり、煌びやかな装飾が施されている。

その玉座には世界を襲った張本人、魔王が座っていた。


「貴様が私の部下を皆殺しにしてくれた人間か」

「その通り、強い奴がいるって聞いたから来たんだが……てめぇは満足させてくれるのかな?」


女性は魔力を金色の防具に変換し右手に装備する。


「強がるなよ、人間。貴様はすでに死の一歩手前ではないか」

「だから何だよ、まさか闘わねぇわけじゃないよな」


魔王はゆっくりと立ち上がった。


「もちろん殺してやるさ、しかし実に惜しい」

「なんだ?もしかして勧誘する気か?」

「いやいや、勧誘など……私もね、飢えているんだよ……闘いに……」

「そうかい」

「貴様とは是非、万全な状態で闘いたかったが……」


そういうと魔王は全身に膨大な魔力を纏わせる。

世界が震えるほどの魔力を前に女性は興奮する

こんなに強い野郎がいやがるとは……たまらねぇ……


「虫けらの如く蹴散らす前に、名前を聞いておこうか」

「どうせ消え失せる存在に教えてもしょうがねぇが……」


魔王も女性も拳に力を込める。

「九条冥土……てめぇに敗北をもたらすものだ!」

「九条冥土か……しかと覚えたぞ!」


そうして魔王ゲルドと九条冥土の辺り一帯を塵にした闘いは引き分けで幕を下ろしたのだった……。



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