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08:スマイルがお金になる人もいる



 更衣室に栞さんも薫さんもどっちもいる…。

 そして特に仲がいいわけでも悪いわけでもない、いつも通りの風景…。


 私が勝手に気まずいだけ。


 いつも通り便器とガラスケース磨いて体力消費してしまい

 お腹も減っているし思考も鈍くなってるから

 何「私の好きな人でもないんだからいいか」と

 首をつっこまない精神、対人関係スキル0を発揮しようという結論に。

 

 ふたりは当たり障りのない来週のシフト予定や晩御飯何にするかとかそんな会話がされている。

 元からあまり話さない私は聞かれたら答えてるだけ。


 ううう…気のきいたことも言えないのか…


 さっと着替え終わった栞さんが先に帰ってゆく。

 ああマスクをしていても美しい。


 もたもたと着替えているうちに薫さんもいつの間にかバスタオルから白スーツに変わっている。


 「便秘かしらねぇ」


 え?


 我慢している顔になってるわよ?と微笑まれる。


 え?え?え?


 「これから人の顔色窺うお仕事なのよ?ゆうちゃんは分かり易いわぁ」


 さらりとペンを走らせた名刺をいただく。

 お代はホイップたっぷりのカフェラテでいいらしい。


 

 じゃあお先、といい香りだけ残して去っていく薫さん。


 「源氏名も"かおる"なんですね…」

 



 薫さんに電話かメッセージ、

 気軽にできる日がくるのだろうか。


 頬が、アツい。



違うタネが芽吹きそう(^q^)

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