付録①登場人物の本音が分かる!? 対談コーナー、第六回『桐壺の間』
◆登場人物
司会:桐壺未来
浅野ゼミに所属する大学四年生。研究範囲は『源氏物語』。以下、桐壺。
第六回ゲスト:尾藤為家
第九章の外伝主人公格。以下、為家。
第六回ゲスト:メリーさん
第九章のメインヒロイン格。以下、メリーさん。
桐壺「お久しぶりです。浅野ゼミ所属の四年生、桐壺未来と申します。このコーナーでは、毎回『文学少年召喚』の登場人物を一人招き、物語の秘話に迫っていこうというものです。第六回のお客様は、外伝に登場されました尾藤為家様とメリーさん様……でいいのでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします」
メリーさん『あたしメリーさん。メリーさんはメリーさんが正式名称だからメリーさん様で問題ないの。見て見て、為家さん! あたし、第九章のメインヒロイン格だって!!』
為家「はぁ…………確かにメリーさんは大切な人だよ、だけどさ……恋愛対象にはなり得ないんだよね」
メリーさん『あの雌犬が許されてあたしが恋愛対象にならないとかおかしいの! 断固として抗議するの!』
為家「メリーさん、白姫さんを雌犬扱いは流石に酷いと思うよ。後、白姫さんも高嶺の花過ぎて恋人になるとか想像できないし……」
メリーさん『ま、まさか!? そ、それだけはダメよ! 御子左さんとくっつくなんて、お母さんは許さないの!!』
為家「いや、いつから親になったんだよ……な訳ないだろ? 俺にとっては娘みたいなものだし」
桐壺「……為家様、メリーさん様、そろそろよろしいでしょうか? では最初の質問に参りましょう。まず、第九章までを振り返ってどう感じましたか?」
メリーさん『あたしメリーさん、今第二章を読み終わったところなの……』
為家「遅ッ!? ……えっと、そうですね。個人的にはインフィニット許すまじ、ですね。よくも優姫さんを……」
桐壺「確かに……今回の過去編があったからこそ、あのインフィニットも優姫さんの戦いに大きな意味が生まれた気がしますね。BAD ENDになることが分かっていてもあの話は描かなければならなかった……元々は高槻さんのようなあまりスポットライトが当たっていなかったキャラを描きたかったと逢魔時さんは仰っていますが、書いているうちにそれ以上の意味を見出したのだと思います。感想欄にも」
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既に死んだキャラ達のお話だということで、あまり感情移入しないようにと思いながら
読み続けていたつもりでしたが、死ぬシーンはやはり悲しくてつらかったですね。
特にメリーさんがせつなくて。
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桐壺「という感想を頂きました。逢魔時さんはあの感想が嬉しかったようです。分かっていても感情移入してこういう感想を頂けたというのは、それだけ素晴らしい読者に恵まれているということですから」
為家「そういえば、返信のところにイヴとかブルーメモリアとか紅葉とか魔梨子先生とかを作者が気に入っていると書いてありましたね」
メリーさん『あたしメリーさん、やっぱり『文学少年召喚』の作者はへそ曲がりで性格破綻者で人格破綻者なの!!』
逢魔時 夕「なんか文句あるか! へそ曲がりで人格破綻者で腹黒で気狂いで天邪鬼で悪かったな!!」
為家「…………今の、何? ちくわ大明神?」
桐壺「さ、さあ。気を取り直して……次の話題に移りましょう。第九章に関して読者にメッセージなどはありますか?」
為家「とりあえず、もう一度外伝を読んでから優姫さんとインフィニットとの戦いを読んでみてください。……そして、僕達みたいな人が過去にいたことをどうか忘れないでください」
メリーさん『為家さん、弱気過ぎるの! 為家さんは気狂い主人公より絶対にまともでイケメンだから今から草子をボコして主人公の看板を奪うの!!』
能因「いや、俺主人公じゃないんだが…………どう考えても主人公は白崎さんだし。ってか、誰が気狂いだ! 死んでるけど殺すぞ、鬼畜人形幼女!!」
メリーさん『きゃー、へんたいがでたの!!』
為家「いっそ一度痛い目にあった方がいいんじゃないかな? というか、再びちくわ大明神? まさか二度あることは三度ある??」
桐壺「さ、さあ。気を取り直して……さて最後の質問になりますが、今後の見所はどこになるでしょうか?」
メリーさん『あたし、二章までしか読んでいないから分からないの!!』
逢魔時 夕・能因「「いや、お前に聞いてねえよ!!」」
能因「ってか、遂に見つけたぞクソ作者!! 時空連続体爆破!!」
逢魔時 夕「やべっ、見つかった! ってか、作者はお前と違って生身の人間なんだからスキルは使えないんだよ! 本当に死ぬからマジでやめろ!! こうなったら、必殺☆山村バリア!!」
山村「いや、俺、逢魔時さんの分身なんですけど!! ってか、なんで巻き込まれているの!!」
為家「二度あることは三度あるどころの騒ぎじゃなかった! ちなみに、僕は草子君の転生前ではない上に元ネタが某ライトノベルの錬成師さんなので逢魔時さんの分身ではありません! ……って、何を言わされているの!! とにかく、次回が最終章の予定です。続編は書くかもしれないし、書かないかもしれませんが、まあ別のが書きたいそうなので書くとしてもそれに飽きた時とかそういうことになると思います。回収されない伏線は基本、次作を書くとしたら回収されることになると思います……とメモに書いてありました」
逢魔時「もう、それ俺が自分で言った方が良かったよね!? はい、第六回『桐壺の間』はこれで終了。ついでに登場人物紹介作りで力尽きたので講義パートもやりません! さあ、とっとと『文学少年召喚』を終わらせて次作書くぞ!!」
桐壺「わ、私のコーナーが乗っ取られた!!」
能因・山村・為家「投げやりで『文学少年召喚』を終わらせようとするな!!」
メリーさん『あたしメリーさん、こんなテンプレから外れて色々な作品をパクった零細ネット小説なんて絶対に書籍化しないし、読んでいる奴なんて絶対にいないの!』
能因・逢魔時「「いや、これはインターテクスチュアリティであってパクリじゃないから!! 一緒にするなァ!!」」