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4.異界の天使がガイアをHARD MODEにしておりまして。

 異世界ガイア生活二日目 場所魔人族首都イビルフィスト


【三人称視点】


「――“絶断”」


 七曜ヱンジュ、テルミヌス、ユエvsアンドロポフ。

 戦いの嚆矢となる先制攻撃を仕掛けたのはアンドロポフだった。


 発動したのは空間に線を走らせ、その線上にいる存在をズラすことで切断する《空間魔法》。

 アンドロポフはこの一撃でテルミヌスとユエを倒し、一対一の状況に追い込んでから“主”が望む贄――ヱンジュを手に入れるつもりだった。

 しかし……。


「何故、発動しないッ!!」


 アンドロポフの必勝の魔法は発動すらしなかった。


 草子はこの空間からの離脱を図る者を減らすと同時に神代魔法に分類される《空間魔法》を封じるために〝ディメンジョナル・ロック〟を発動していた。

 この効果で、この空間では草子が魔法を解除しない限りは永遠に《空間魔法》を発動することはできない。


「“闇の精霊王”の力を我が身に宿せ!」


 ヱンジュはユエから与えられた精霊武装エレメンタル・テールムを発動し、漆黒の巫女衣装を纏い、背にユエと同じ黒い翼を生やした姿となる。


「『――黑魔霹球(ヴォーパル・ブリッツ)』」


 ヱンジュとユエの手から同時に黒い雷撃が放たれた。

 その技に込められた強大な威力を見抜いたアンドロポフは瞬時に《改変魔法》を発動して地面を変化――自らの思い描く最強の金属の壁を作り出して黒い雷撃を防ぐ。


『――隙ありです』


「――なっ!」


 背後に回っていたテルミヌスの手に純白の一振りの聖剣が顕現され、猛烈な神威が振りかざされた。

 そこに研鑽が積まれた剣技は存在しない。そんなものなど必要がない。


 振りかざすだけで全てを破壊する強力無比な破壊の暴力。それがテルミヌス――白の戦女神の力であった。


「――っ! させるか! ――“禍球”」


 アンドロポフは咄嗟に《惑星魔法》を発動し、超重力の球体を生成――テルミヌスの神の一撃を喰らい尽くした。


 しかし、テルミヌスは自らの技が防がれたにも関わらず全く表情を崩さない。


「七星流絶剣技 破ノ型 輔星――死を招く靂閃(ヴォーパル・ブラスト)


 アンドロポフが作り出した最強の壁が崩壊する。

 草子が作り出した妙法村正=創支と一胴七度=創支に込められた万物を両断する効果の前には、最強の金属の壁も紙で作った壁もさほど大差がない。


 アンドロポフを守る壁が失われ、ヱンジュとユエの攻撃から身を守る術が無くなった。


『――白よりも皓き(ホワイト・)神威の斬撃(テンペスト)


 そして追い討ちをかけるようにテルミヌスの聖剣に再び猛烈な神威が込められ、降りかざされる。

 アンドロポフはその瞬間、死を悟った。五つの神代魔法を会得するほどの実力を持っていたからこそ、目の前にいる三人に勝つことは不可能だと本能的に理解してしまったのだ。


 抗うことはできた。しかし、アンドロポフは無駄になるであろう足掻きをせず、ただ自らの運命を受け入れた。


 最強の魔人族――アンドロポフ=レオヘクスの最後の顔は殉教者のそれであった。



【三人称視点】


「〈インビジブル〉」


「〈サイレント・ウォーク〉」


「〈アサシネーション〉」


 カゲミツ玄也の追跡者(チェイサー)暗殺者(アサシン)の特技を発動し、淀みない動きで敵を切り捨てる。


 まるでVRMMO 「FINAL FAIRY TALE」が現実になったような錯覚を裕翔は感じていた。

 勿論、この世界はゲームではない。敵を倒すということは相手の命を奪うことを意味し、敵に殺されるということは本当に命を奪われることを意味する。


 裕翔が感じたのはあくまで操作性という意味である。

 明らかに地球にいた頃の裕翔なら不可能な動きを可能としているのは、異世界に勇者として召喚されたからなのか、カゲミツ玄也の力を受け継いだからなのか、それとも異世界カオスでのパワーレベルが上手くいったからなのか。


「くそ、またやられた!! 男の方は捕まえられねえし、女の方は遠くから攻撃を仕掛けてきやがる! しかも百発百中だ!! まず女から畳んじまえ!! 勝てば思う存分ヤレるぞ!!」


 PGM ウルティマラティオ ヘカートⅡ. full oreimithril modelを構え、超長距離狙撃を連続成功させている狙撃手(スナイパー)――美春に狙いを定めた魔人族達が一斉に攻撃を仕掛ける。


「――拒武圏!!」


 裕翔のアバター――カゲミツ玄也は「FINAL FAIRY TALE」においては最高クラスのプレイヤーだった。

 そこに防御という一点には無類の強さを誇る盾使いの力が加わった今、ただの魔人族に勝ち目はない。


 拒武圏によって全てのダメージが攻撃してきた魔人族に跳ね返り、更に駄目押しとばかりに美春のS&W M27. full oreimithril modelとS&W M&P. full oreimithril modelによる弾丸の雨が魔人族に襲い掛かる。


「〝双星顕符〟」


「――太極光闇飛斬」


 殲滅の数はジューリアも負けていない。多重結界の展開により無類の防御を誇る再鋳されし護身剣(シチセイゴシン)と斬撃を飛ばすことで遠距離攻撃が可能になった再鋳されし破敵剣(シチセイハテキ)を前に魔人族が次々と倒されていく。

 ジューリアの場合、その小さく可愛らしい見た目から多くの魔人族が彼女を侮っていたことが魔人族全体に大きな被害を出した要因と言えるだろう。


 総大将アンドロポフはヱンジュ、テルミヌス、ユエによって討ち取られ、魔人族の軍は裕翔、美春、ジューリアによって壊滅状態に陥った。

 そして、“自称神の使徒”と本物の神が衝突する空中戦は――。



【三人称視点】


『……どうやらお前達は私の天敵のようだな』


 炎を凍らせる焔――凍冷焔華をその剣に宿す三体の使徒の天使(エンジェルズ)を相手に、ソレイフィアは舌打ちをした。


 ソレイフィアの属性は炎、当然攻撃も炎系統のものが多くなってくる。

 その全てを凍冷焔華は触れただけで無効化する。

 ソレイフィアにとって、これほど戦い辛い相手はいない。


「――戦女神、沈みなさい」


『――そんな簡単に私を沈められると思ったら大間違いだ!!』


 ソレイフィアはその手に灼熱の火球を生み出し、使徒の天使(エンジェルズ)の一体――フィァツェーントへと放った。

 フィァツェーントは凍冷焔華を纏った剣で火球を切り裂き、凍結させる。


『――焼き尽くせ!』


 しかし、ソレイフィアが放った火球はトラップ――火球を防ぐことで一瞬の隙を作ってしまったフィァツェーントはソレイフィアの放つ二発目に対応できず――。


紅煉の裁撃ジャッジメント・ヴァーミリオン


 ソレイフィアの手から放たれた、大地すら溶解させるほどの熱量を秘めた灼熱の無数の糸がフィァツェーントを切り裂いた。


『……今ので一体しか落とせないのは大きいわね』


 ソレイフィアは今の一撃でフィァツェーントを含む三体全ての使徒の天使(エンジェルズ)を撃破するつもりでいた。

 しかし、凍冷焔華によって凍結させられ、二体の使徒の天使(エンジェルズ)に放った灼熱の糸は無力化させられている。


深緑の宿り木(ディープ・ミスルトー)


 エメレティスの手から伸びた蔦がソレイフィアが倒し損ねた使徒の天使(エンジェルズ)エルフトに伸びる……が、エルフトは分解能力が込められた大剣であっさり両断。更に、分解能力が備わった銀翼を無数の弾丸の雨ようにエメレティスへと放つ。


 エメレティスは素早く回避行動を取ることで銀翼の弾丸を躱すが――。


『――“劫火嘯”』


 三体目の使徒の天使(エンジェルズ)――ツヴァイトが無詠唱で炎の津波を発生させる。その範囲には銀翼から逃げ延びたエメレティスとソレイフィア、別の使徒の天使(エンジェルズ)と戦うインディーアスが含まれている。


水流断層防壁(アクシス・ウォール)


『炎より強き宝石を生み出さん! 耐熱宝石防壁アンチヒート・ジュエルウォール


岩石の弾丸(ロック・ブラスト)


 サファリアの作り出した水の防壁とアメジェスの作り出した宝石の壁が灼熱の津波から三柱の戦女神を守り抜く。


 トパーシュが放った岩石の弾丸がツヴァイトとエルフトを貫いた……が、傷が致命傷に至らなかったのか、ツヴァイトとエルフトは翼をはためかせて加速し、翼のように広げた二刀から斬撃を放つ。


 狙われたトパーシュとサファリアは砂と水に姿を変えることで攻撃を躱した。


 その後も使徒の天使(エンジェルズ)と戦女神達の戦いは続き、少しずつではあるが徐々に使徒の天使(エンジェルズ)の数が減っていく。

 だが、使徒の天使(エンジェルズ)の減少の一番の要因となったのは――。


 ≪ 《神雷》!!≫


 ≪《降神霹靂》!≫


 ≪《雷神の分身》!≫


 ≪≪≪≪≪――《霹靂》!!≫≫≫≫≫


 ≪≪≪≪≪《雷神之剣突》!!!≫≫≫≫≫


 しばらくの間戦いがお預けになっていたことで戦闘欲が限界に達し、爆発したウコンだった。



「【魔法剣・闇纏(ヤミマトイ)】」


Envelopper(オンブルベ) avec(アベック) les() ténèbres(テネーブル)/Croissant(クロワサン) de(ドゥ) lune(リュンヌ) envoyé(アンヴォワイェ)


 【魔法剣理】で闇を纏わせ、斬撃を飛ばす。

 支配の天使(ドミニオンズ)クラスでも一撃で落とすことはできるみたいだな……しかし、この方法では時間が掛かり過ぎる。ここは、範囲攻撃で――。


 二翼の天使(アークエンジェルズ)から支配の天使(ドミニオンズ)まで――戦闘に乱入してきた異界の天使の身体に見たことがない文字が浮かび上がってきた。

 法則書換――法則を書き換えて攻撃を無効化する概念魔法が発動されたってことか。


 予想通り面倒なことになった。一度使った攻撃は二度通じないってことは、使える手札が減らされていくってことだからな。

 ……異世界ガイアのものだけ無効化されるだけで、異世界カオスのならワンチャンって思ったけど、そんなに甘くはなかった。


「とりあえず喰らっとけ。【貪食ト銷魂之神】!!」


 二翼の天使(アークエンジェルズ)から支配の天使(ドミニオンズ)までとりあえず制覇か。

 さて、どこまで数を減らせるか分からないけど、やってみるか!


「〈Le() Théâtre(テアトル) du(ドゥ) Ultime(ウルチム) Grand(グラン)-()Guignol(ギニョール)〉!!!」


 竜の翼で飛び回り、張り巡らせた数百万の【粘鋼撚糸】を全て攻撃に繰り出す。

 ふう、なんとか法則書換で無効化される前に全て倒し切れた……でも、これ二度は通じないかな? もう糸攻撃無効化の法則書換が発動される可能性があるし……糸の無効化ってどうやるのかちょっと想像がつかないけど。

 ついでに使徒の天使(エンジェルズ)も撃破しちゃったけど、戦女神達やウコンに恨まれないかな? 祟りとか怖いからね。


「皆様、無事に“自称神の使徒”が全滅しましたので、神域に向かいましょうか?」


『……あれだけの天使を一瞬で』


「いや、折角なので纏めて……獲物を奪ってしまった形になって本当に申し訳ございません」


『……いや、私達も苦戦していたし敵を倒してくれたというのは嬉しいのだが……なんというか、あまりにも呆気なくてな』


 ソレイフィアがどこか納得がいかない表情を浮かべている。

 呆気ないって感想を抱くかもしれないけど、あのタイプの敵って長期戦になればなるほど不利になっていくから思い切って瞬殺するのが一番なんだよね……まあ、流石にもう通じないだろうけど。一回こっきりの必殺技です。


「草子さん、魔人族はどうします?」


「放置で良くね? 総大将はヱンジュさんが倒したみたいですし、ここまで圧倒的強さを見せつけられて、それでも戦うなんて命知らずは流石にいないでしょう……まあ、一応、ね」


 保険の意味を込めて【貪食ト銷魂之神】で魔人族達を威圧しておく。

 完全に心を折ったことで、生殺与奪を完全に掌握することに成功した。これで好きな時に殺せる……まあ、殺さないけどね。


「それでは、参りましょうか? 〝浮遊せよ〟――〝レビテーション〟」


 裕翔、美春、ジューリアの三人に【重力魔法】を掛けて浮遊できるようにする。

 ヱンジュは精霊武装エレメンタル・テールムで翼を得ているし、戦女神やウコンは飛べるからね。


 さて……このまま神域まで直通ってことは無さそうだし、天使の九階級も三体残っている。嫌な予感しかしねえな。



 極彩色に彩られた世界に、白亜の通路が伸びている。

 いや、通路というよりは巨大な塀に近いものか……狙ったみたいに踏襲してきているが、さてどこまで通用するか。


「皆様、逐次羅針盤を確認して移動してください。流石に逸れられると捜索が大変なので――」


 ジューリア達には、《神代概念魔法・目的地を指す羅針盤(行き先を指し示せ)》を付与したオレイミスリル製の羅針盤を渡している。

 一応【叡慧ト究慧之神】でマップの取得はできるみたいだけど、全員で目的地を把握していた方が安心だからね。


 ちなみに、【叡慧ト究慧之神】をもってしても神域の全貌は把握できないらしい。元ネタと同じく複数の世界を繋げるパターンなのだろうか……面倒ッ!!


「《神代概念魔法・隠された扉を開け(神域の在り方を示せ)》」


 よし、二つ目の扉を開くことに成功……割と極彩色に彩られた世界は迫ったようだ。


 扉を潜り抜けて辿り着いたのは荒原…………荒原!?

 魔物の姿も見たことがない奴だし……まあ、ガイア歴短いから見たことない魔物がほとんどなんだけどね。


 そして、上空から現れる五体の二重螺旋……二重螺旋!? 天使という言葉からは想像もつかない回転する白亜の石で形作られた巨大な螺旋の柱が現れた。


「……ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによって提唱された二重螺旋を思い出すな……」


「草子さん、そんなこと言っている場合じゃないですよね! あれも“神の天使”なんじゃないですか!!」


 裕翔達は新たな敵の登場に戦々恐々だ。……いや、下の草原にも新種の魔物はいるよ? あっちにも驚いてあげようよ、無視とか可哀想じゃん。


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螺旋の天使(オファニム)

筋力:72000

耐久力:72000

魔力:∞

魔耐力:72000

敏捷:72000

体力:72000

知力:72000

幸運:72000

技能:全属性魔法[+発動速度上昇][+効果上昇][+持続時間上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動]・回復魔法[+回復効果上昇][+回復速度上昇][+イメージ補強力上昇][+浸透看破][+範囲回復効果上昇][+遠隔回復効果上昇][+状態異常回復効果上昇][+消費魔力減少][+魔力効率上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+付加発動]・浮遊・分解能力・無限の魔力・擬似限界突破・法則書換(概念魔法)・時空切取(概念魔法)

所持品:―

=================


「螺旋の天使と書いてオファニム……オファニムと言えば座天使、神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、第三位に数えられる上級天使の総称……ソロネ、スローンズ、ガルガリンとも呼ばれるんだっけ? 能力はこれまでの異界の天使型“神の天使”と同じ法則書換の他に、時空切取ってのも持っているみたいだ。うん、嫌な予感しかしないな」


 螺旋の天使(オファニム)達の周囲に文字列が現れ、高速回転を始める。

 螺旋の天使(オファニム)達が次第に虹色の輝きを放ち始め……。


『『『『『『『『――まさか!?』』』』』』』』


『そんな、筈は……あり得ません! だって、あの人はもう』


「フェアボーテネ……」


『あれは……《黄昏の大罪(トワイライト・シン)》と同化し、草子さんが倒した筈……なのに、なんで』


「……捷利君」


 うん、一人だけ呼ばれなくて可哀想な人がいるから呼んであげるよ! 「アンドロポフ=レオヘクス、お前めっちゃ影薄いな!!」って……冗談冗談。流石に言わないよ、そんなこと。


=================

七曜サクラ(螺旋の天使(オファニム)具現化)

筋力:72000

耐久力:72000

魔力:∞

魔耐力:72000

神威:72000

敏捷:72000

体力:72000

知力:72000

幸運:72000

技能:戦闘神楽【+精霊剣舞】 [+顕現速度上昇][+刀剣化速度上昇][+刀剣生成速度上昇]・剣技[+一刀流][+二刀流][+斬撃速度上昇][+抜刀速度上昇][+無拍子][+飛斬撃]・神威操作[+浄化速度上昇][+浄化範囲向上][+浄化距離向上][+連続発動][+複数同時発動][+付加発動][+遅延発動][+神威放射][+神威圧縮][+遠隔操作][+体力変換][+治癒力変換]・神威回復[+高速神威回復][+超速神威回復][+瞑想]・精霊術【+火属性適性】[+発動速度上昇][+威力上昇][+持続時間上昇][+連続発動]・【+水属性適性】[+発動速度上昇][+威力上昇][+持続時間上昇][+連続発動]・【+氷属性適性】[+発動速度上昇][+威力上昇][+持続時間上昇][+連続発動]・【+風属性適性】[+発動速度上昇][+威力上昇][+持続時間上昇][+連続発動]・【+地属性適性】[+発動速度上昇][+威力上昇][+持続時間上昇][+連続発動]・【+聖属性適性】[+発動速度上昇][+威力上昇][+持続時間上昇][+連続発動][+回復効果上昇][+回復速度上昇][+状態看破][+回復範囲上昇][+回復距離上昇][+状態異常回復効果上昇][+消費神威削減][+神威効率上昇][+連続発動][+複数同時発動][+付加発動][+遅延発動][+浄化速度上昇][+浄化範囲向上][+浄化距離向上]・【+剣属性適性】[+顕現速度上昇][+刀剣化速度上昇][+刀剣生成速度上昇][+浄化速度上昇][+浄化範囲向上][+浄化距離向上][+連続発動][+複数同時発動][+付加発動][+遅延発動]・全属性魔法[+発動速度上昇][+効果上昇][+持続時間上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動]・回復魔法[+回復効果上昇][+回復速度上昇][+イメージ補強力上昇][+浸透看破][+範囲回復効果上昇][+遠隔回復効果上昇][+状態異常回復効果上昇][+消費魔力減少][+魔力効率上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+付加発動]・縮地[+爆縮地][+神速縮地][+重縮地][+豪脚][+震脚][+無拍子]・九戦女神の加護[+戦女神能力限定使用]・浮遊・分解能力・無限の魔力・擬似限界突破・法則書換(概念魔法)・時空切取(概念魔法)

所持品:妙法村正・一胴七度・精霊巫女装束

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自然神ルテン(螺旋の天使(オファニム)具現化)

筋力:72000

耐久力:72000

魔力:∞

魔耐力:72000

敏捷:72000

体力:72000

知力:72000

幸運:72000

技能:全属性魔法[+発動速度上昇][+効果上昇][+持続時間上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動]・回復魔法[+回復効果上昇][+回復速度上昇][+イメージ補強力上昇][+浸透看破][+範囲回復効果上昇][+遠隔回復効果上昇][+状態異常回復効果上昇][+消費魔力減少][+魔力効率上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+付加発動]・生死流転・高速再生(生の姿のみ)・生命付与(生の姿のみ)・吸命(死の姿のみ)・即死触手(死の姿のみ)・不滅転生・浮遊・分解能力・無限の魔力・擬似限界突破・法則書換(概念魔法)・時空切取(概念魔法)

所持品:―

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アンドロポフ=レオヘクス(螺旋の天使(オファニム)具現化)

筋力:72000

耐久力:72000

魔力:∞

魔耐力:72000

敏捷:72000

体力:72000

知力:72000

幸運:72000

技能:全属性適性[+闇属性効果上昇][+発動速度上昇][+消費魔力減少][+効果上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+持続時間上昇][+侵食速度上昇][+詠唱短縮]・回復魔法[+回復効果上昇][+回復速度上昇][+イメージ補強力上昇][+浸透看破][+範囲回復効果上昇][+遠隔回復効果上昇][+状態異常回復効果上昇][+消費魔力減少][+魔力効率上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+付加発動]・物理耐性[+金剛][+衝撃緩和]・全属性耐性[+闇属性効果上昇]・浮遊・分解能力・無限の魔力・擬似限界突破・惑星魔法・空間魔法・非物質魔法・改変魔法・情報魔法・法則書換(概念魔法)・時空切取(概念魔法)

所持品:漆黒の鎧

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天河捷利(螺旋の天使(オファニム)具現化)

筋力:72000

耐久力:72000

魔力:∞

魔耐力:72000

敏捷:72000

体力:72000

知力:72000

幸運:72000

技能:剣技[+一刀流][+斬撃速度上昇][+無拍子][+飛斬撃][+無念無想]・全属性適性[+光属性効果上昇][+発動速度上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇][+無詠唱]・回復魔法[+回復効果上昇][+回復速度上昇][+イメージ補強力上昇][+浸透看破][+範囲回復効果上昇][+遠隔回復効果上昇][+状態異常回復効果上昇][+消費魔力減少][+魔力効率上昇][+連続発動][+複数同時発動][+遅延発動][+付加発動]・物理耐性[+金剛][+瞬間無敵化]・全属性耐性[+光属性効果上昇]・複合魔法・剛力・縮地[+爆縮地][+神速縮地][+重縮地][+豪脚][+震脚][+無拍子]・先読・気配感知・魔力感知・殺気感知・高速魔力回復・限界突破[+勇覇]・言語翻訳・浮遊・分解能力・無限の魔力・擬似限界突破・法則書換(概念魔法)・時空切取(概念魔法)

所持品:聖剣アメージンググレイス・勇者の兜・勇者の鎧

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フェアボーテネ・エヒト・フリュヒテ(螺旋の天使(オファニム)具現化)

筋力:72000

耐久力:72000

魔力:∞

魔耐力:72000

敏捷:72000

体力:72000

知力:72000

幸運:72000

技能:惑星魔法・空間魔法・時間魔法・非物質魔法・改変魔法・情報魔法・因果魔法・神文字(概念魔法)

所持品:魔帝の黒杖・スリーピーススーツ・白衣

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 七曜サクラとは面識がないが、見た目の技能から七曜家に連なる者……先祖にあたる人物の可能性が高いことが推測できる。

 婉然とした人だな……いや、別にヱンジュが劣っているって言いたい訳じゃないよ? ヱンジュにはヱンジュの魅力があるし。


 自然神ルテンは、【〝貪〟ノ禍穢神】ダイダ・ラ・ボッチのかつての姿だな。

 生と死を司る自然界の神――その立場に相応しい凶悪な力を持っているようだ。


 アンドロポフは最強の魔人族として、捷利は最強の勇者として召喚された……のか? うん、捷利は最強の勇者というにはあまりにも力不足だと思うけど……。


 最後のフェアボーテネは、ヱンジュが最後に見たフェアボーテネと同じ姿をしている。


「世界の時間軸上に存在した座標を切り取って自身を素体に具現化する概念魔法ってところですね。……皆様、目の前にいるのは螺旋の天使(オファニム)によって複製された存在です。切り取られた瞬間までに会得した能力は全て使えると思ってください」


「……わづらはき能力なり」


 ジューリア、俺も全力で同意するよ。……主にこいつらのせいで異世界ガイアがハードモードになっている気がする。


「草子さん、サクラ様は――私の先祖は私が必ず倒します。ですから、私にサクラ様との戦いを任せてください」


「一応、幼馴染だし捷利は私が倒すわ」


「では、俺も美春さんと一緒に捷利と戦います」


 うん、かつての因縁が勝手に役割分担を決め始めたようだ……いや、俺は賛成だよ? 因縁の相手との邂逅ってラスボス前の盛り上がりの場面になるからね。燃えるじゃん。


「戦女神様達とユエさんはヱンジュさんに力を貸してあげてください。対勇者(笑)には、裕翔さん、美春さんの他にジューリアさんとウコン様にご協力をお願いしたいと思います。相手はそれだけの脅威です」


 ≪草子、オノレはどないするんや?≫


「俺は残り物をチャチャっと。特に因縁がある敵もいませんしね。フェアボーテネとアンドロポフはもらっちゃってもいいですか?」


「流石にそこまで欲張りはできませんから。……七曜家最強の精霊の巫女――ずっと私は彼女を超えたいと思っていたんです。既に居ない人を超えるなんて無理だと思っていましたが、今、その機会に巡り合うことができた。――フェアボーテネは私が倒したい敵ですが、それは過去の虚像ではありません。今のフェアボーテネと戦い、必ず勝利します」


 アンドロポフ、完全に忘れられているな……ヱンジュと戦った相手だから因縁が生まれたのかと思ったけど完全に眼中にないご様子。


 ――じゃあ、戦う相手も決まったみたいだし、始めますか!!

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