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A:激オコします

拙い文章ですが少しでも楽しんでいただければ幸いです


 おはようございます。

 異世界に来て初めての朝を迎えました。なかなか清々しい目覚めです。

  簀巻き状態で身動き出来ませんが・・・・・・。

  普通のハーレムを作るって目標を作ったからなのか何となくやる気が出てきてるのかな。何だかお腹がすいてきたよ。朝食はまだかな。

  簀巻き状態で身動き出来ませんが・・・・・・。

  そういえばまだ起きてからおしっこしてないな。やっぱり朝起きたらまずおしっこだよね。

  簀巻き状態で身動き出来ませんが・・・・・・。

 ・・・・・・。

  すみません。誰か助けてください。全く身動きが出来ないのです。まさか大森さんも椿原さんも簀巻きのまま放置するなんて酷すぎます。どうしたら良いんだろう。


 コンコン

「赤蝮様、朝食の準備が整いました」

「・・・・・・」


  遠くから声が聞こえるね。きっとメイドさんだね。どうしよう。助けて欲しいけど簀巻き姿を見せるのはちょっと気がひけるね。

 それに赤蝮って。そういう名前になってるけど酷い名前だよね。今からでも改名できないかな。


「赤蝮様 入ります。よろしいですか」


  あまりよろしくはないです。できればそっとしといて欲しいところですがそうなると誰も助けに来てくれなくて粗相をしてしまうかもしれません。異世界に来て早々 粗相をしてはこれからのハーレム計画に支障が出てしまうかもしれません。変な勘違いをされない事を祈るしかないですね。


「赤蝮様 失れ・・・・・・い・・・・・・」

「・・・・・・」

 

 ドアを開けたメイドさんは僕を見つめて驚愕の顔で固まってしまったね。

  しかし僕だって驚愕してしまったよ。昨日までのメイドさんは普通にメイドさんだったのに、何だこのメイドさん?は。メイドさんだよね?筋肉ムキムキで巨大ですね。きっと百九十cm位あるよね。筋肉がムキムキすぎてメイド服がはち切れそうだよ。いいの?メイドさんとしてそれでいいの?いや、そこには触れてはいけない事情があるかもしれないよね。うん、きっとそうなんだ。だから僕は驚いたりしないで普通に対応しないとね。決して表情に出してはいけないよね。僕って紳士だね。

  それなのに、あぁ、それなのに。筋肉ムキムキメイドさんは驚いた表情から段々と蔑みの表情へと変わっていった。

  簀巻き状態の僕を見てきっと変な事を想像したんだよね。でも違うんですよ。趣味や性癖でこんな事をしている訳ではないんですよ。だからそんな気持ちの悪い虫けらを見るような目で僕を見ないでください。


「赤蝮様 朝食の準備が整いました。」

「・・・・・・」

「・・・・・・ロープをほどいてもよろしいでしょうか」


  僕は出来るだけ表情を変えないように頑張りながら小さく頷いてみた。でも本当は泣きそうなんだよ。筋肉ムキムキで巨大で怖そうだけど金髪の長い髪がパーマ当たっているみたいにふわっとしてて、それがとても似合っている結構美人な人にこんな醜態を晒しているなんて純情な男の子の僕のハートはブレイクしてしまっているよ。もちろん表面的には何かおかしな事でもありました?これが僕の寝間着ですが?的な堂々とした表情を作っときました。

  はぁぁ。素直に助けてって言えない僕って人間が小さいよね。


  ロープをほどいてもらって自由を手に入れた僕はトイレを済まして着替えをして朝食に向かう事にした。

  部屋のドアを開けるとそこには肉壁がありました。さっきの筋肉ムキムキメイドさんとさらに三人の筋肉ムキムキメイドさん。何ですか?何が起こったんですか?昨日までの可愛らしいメイドさん達は何処に行ったんですか?もしかしてこれは夢ですか?幻覚ですか?四人もの筋肉ムキムキメイドさんに囲まれると真剣に怖いです。


「それでは赤蝮様、朝食の準備がしてあるお部屋にご案内いたします」

「・・・・・・」


  筋肉ムキムキメイドさん怖いです。×4で怖すぎます。せめて笑顔をください。皆さん目つきが鋭すぎます。メイドさんじゃなくて本当は女騎士さんとかじゃないんでしょうか。

  起こしに来てくれた、ふるゆわ金髪の筋肉ムキムキメイドさんを先頭に左右に一人づつ、後ろにも一人で完全に囲まれています。何ですか、この布陣は。何処かの凶悪犯罪者の護送ですか?僕はひょろひょろの体も心も小さい一般人ですよ。


  3階から1階の豪華な扉の前まで護送されました。ここが食堂らしいです。筋肉ムキムキメイドさんがノックをして扉を開けるとそこにはもうすでにみんなが集まっていました。

  別に僕が寝坊訳じゃないんだよ。起きてたけど身動き出来なかっただけだよ。それなのにみんなを待たしちゃったみたいで居た堪れない気がしちゃうね。本当に小心者だよね。


「おぉ!優!メイド四人も引き連れてモテモテだな!手が早すぎるじゃないか!はははは」


  神くん、何 爆笑してるんですか。あなたには僕のこの状況がモテモテに見えるんですか。見えるとしたら目が悪いか、脳に異常がありそうです。すぐに病院に行こうね。

  みてください。筋肉ムキムキメイドさん達のこめかみを。ピクピク痙攣してますね。早速怖そうな人達を怒らせるにに成功ですか。僕に被害が及ぶのでやめてください。


「ゆうたん。そういう女性が好みなんだ。ふ〜ん。よかったね。好みの女性に囲まれて。プイッ」


  大森さん何で怒ってるの。こういう女性は好みではありません。何でそう思われたのか不思議です。僕は何もしてないのに怒られるって何でだろう。だいたい、好みのメイドさんを選べるシステムってあったんですか。そのドラフト会議はいつ行われたのですか。参加の招待状が僕の所には送られてきませんでしたよ。

  見てください。僕が筋肉ムキムキメイドさんが大好物だと誤解した筋肉ムキムキメイドさん達の嫌そうな表情を。何で僕は初対面なのにここまで嫌がられるんだろう。結構ショックデカイよね。何もしてないのに状況が悪化するって困ったもんだよね。


  「えっ 優くん筋肉フェチだったんですかぁ。だから私の胸に反応しないんですねぇ」


  筋肉フェチ確定ですか。それって冤罪ですよ。今迄椿原さんの柔らかそうな巨乳にデレデレしてたじゃないですか。視線釘付けだったじゃないですか。なのに筋肉ムキムキメイドさんに護送されてきただけで筋肉フェチになっちゃうんですか。こうやって罪のない小心者の少年が、いわれのない罪を着せられていくんですね。僕はノーマルだよ。


「まあ。優の可愛らしい彼女自慢は後でゆっくり聞くからとりあえず座って朝食にしよう。スープがかなり美味しいよ」


  佐々宮くん。筋肉ムキムキメイドさんを彼女呼ばわりはやめてください。筋肉ムキムキメイドさんがマジ怒りの眼光で睨んでます。ヤバイよ。あの眼光はメイドさんのレベルではないです。殺戮者のものです。みんな、そろそろ黙ろうね。じゃないと僕が殺されちゃうよ。


「赤蝮様、おはようございますですわ。ゆっくりお休みいただけたみたいでなによりですわ。大したものではありませんが朝食を準備させて頂きましたので、どうぞお召し上がりくださいですわ」


  おぉぉ。あなたは雪だるま王女様ではないですか。気付くのが遅れてすみません。今回もまた絶妙なタイミングで助けて頂きありがとうございます。でも名前なんだっけ。テカ〜?テカ〜?テカテカ王女だったけ?

  しかし、他の四人には普通のメイドさんが一人づつ付いて、紅茶を入れたりパンのお代わりを給仕しているのに僕には四人の筋肉ムキムキメイドさん壁のように取り囲んで威圧しているこの状況はスルーなんですね。本当に誰か説明をプリーズ。

  まぁ仕方ないので早速朝食を頂きたいと思いますが・・・・・・。空いてる席が微妙です。大きな長方形のテーブルの一番奥に王女様、その右側の長辺に佐々宮くんと神くん、左の長辺に大森さんと椿原さん。空いてる席は王女様の正面になるし、そこには朝食が準備されていて席が空いている。僕はそこに座るんですか。なんか目立つ感じで嫌な席だよね。どっか端っこがいいのにな。誰かに代わって欲しいけど、こんな時には誰も目を合わせてくれないんだよな。仕方ないね。黙って大人しくしておくしかないよね。


「皆様お揃い頂きましたところでお願いがありますのですわ。朝と夜のお食事をこの部屋で一緒にとって頂きたいのですわ。精神的な安寧のためお部屋でのお食事をご希望して頂いておりましたが、その日の伝達や状態の確認、報告のために日に二度、お顔を合わせたく思いますですわ。いかがでしょう」


  王女様、何で顔を真っ赤にしてモジモジしながら上目遣いで佐々宮くんを見ているんですか。それってただ佐々宮くんに会いたいだけじゃないんですか。提案の内容は最もなのに台無しですね。そしてキャラが合ってないように思います。異世界にはダルマ萌えとかあるんでしょうか。もちろん僕はそんな属性を所持していません。


「もちろん構いません。私達も色々聞きたい事やお願いしたい事も出てくるでしょうから、その機会を設けていたでける事は幸いです。ニコッ」


  うぁ!佐々宮くんのイケメンスマイルがまたしても女王様に炸裂してるよ。王女様が赤ダルマにクラスチェンジしてしまったよ。佐々宮くんのスマイルの威力上がってないかい?今ならどんな無理な要求でも通りそうだね。


「あ、あ、あり、がとうございますですわ。では早速本日の予定なのですが、朝食の後で皆様にはこの世界での戦い方を学んでいただこうと考えておりますですわ。騎士団と魔法士団の人間が参りますので詳しく説明させていただきますですわ」

「わぁ、ついに魔法ですねぇ。私も魔法使いになれるんですねぇ。楽しみですぅ。ですから優くん、早くご飯食べちゃってくださいねぇ。」

「本当だよ。ゆうたん。いくらお客様でもこんな状況で爆睡出来るなんてちょっと大物すぎるよ」


  そうだね。僕が悪いよね。分不相応の夢を見ちゃったからね。でも、もう大丈夫です。今は自分の身の丈に合った夢を見ることにしたからね。だから大森さんや椿原さんに変な夢や希望を持ったりしないから、迷惑をかける事は無くなるんじゃないかな。そう、僕の目標は僕にお似合いの普通の女の子による普通のハーレムだからね。うん。頑張るよ。


「しかしよ、言っちゃなんだが俺たちは普通の人間だぜ。本当に世界の脅威になるような魔王を倒せる力があるのか」

「そうそう、それにあの総騎士団長のおじさん、あの人物凄く強そうだったし、あの人に倒して貰えばいいんじゃない?」


  うん。神くん、大森さん、いいこと言うね。その通りだよ。一般人の僕達に魔王退治なんて無理だよね。総騎士団長に頑張って貰うのがベストだよね。そして僕はハーレムマスターになるのだ。うぉぉ〜。楽しみ。


「青山様なら大丈夫ですわ!きっと魔王を倒してこの世界に平和をもたらしてくれますですわ。それに総騎士団長は確かに人間界で最強のランクAの戦闘力をお持ちですが魔王を倒すには至らないと思われますわ」


  ちょっと待て。ダルマ王女。色々おかしいよ。質問してるのは神くんと大森さんなのに青山様(佐々宮くん)なら大丈夫って。もう佐々宮くんしか見えてないんだね。あなたが大丈夫ですか?

  しかも総騎士団長は人間界で最強なのに魔王はそれよりも強いって言わなかったか?それなのに何がどう大丈夫なんですか?

  佐々宮くん見ながら茹で蛸状態になってるんじゃないよ。何をどう変換すると異世界の一般人が世界を滅ぼす魔王には勝てるようになるんですか。


「王女様、ご期待頂けるのはとても嬉しいことですが魔王の強さや、仰っていたランクや、何の力も無い我々が魔王を倒せる根拠などを教えて頂きたく思います。ニコッ」

「お、教えます。何でも教えますですわ。私でよろしければ何時でもお話しさせていただきますですわ。勿論夜にお部屋にお尋ね頂いても構いませんですわ・・・・・・」


  うん。もうお腹いっぱいだね。佐々宮くんのスマイルに脳みそまで茹で上がっちゃたみたいだね。夜のお誘いまでしちゃったよ。


「いえいえ、王女様の大切な睡眠時間にお邪魔するのは心苦しく思います。それに夜更かしなどして王女様の美貌に影響が出ては全ての国民に恨まれます。簡単にご説明いただければ十分です。ニコッ」

「あぁぁ。青山様はとてもお優しいのですわ。それでは少しばかりご説明をさせていただきますですわ。詳しくは機会を作って是非二人きりでご説明させて下さいですわ・・・・・・」


  うん。いいから。もういいから。早く説明お願いします。何なら誰か他の人と代わってください。蕩けるダルマを見てるのが辛いです。

  大体、ツッコミ役が居ないのが問題なんだよね。これは豪快なボケ殺しだと思うんですけど・・・・・・。


「魔王ですが、五百年前に勇者様に封印されたのですが、封印の効力が弱まり復活いたしましたのですわ」

「あぁん。前の勇者は魔王倒してねえのかよ。後に迷惑かけんじゃねよ。ヤるならきっちりやっとけよな」

「尊。 そういうなよ。何か理由があるんだろう。そうですよね王女様。ニコッ」

「そ、そうなんですわ。青山様。その理由は魔王が強大過ぎたからなのですわ。勇者様もとても強かったと記録には残っていますわ。その強さはランクSSだったそうですわ。しかしながら魔王はそれ以上、ランクSSS級だったそうですわ。当時の勇者様は討伐しきれないと悟ると、魔王の隙をついて、スキルを使って封印する事に成功したそうですわ。それでこの世界に平和が訪れたのですわ」


  今更ながら思うけど、やっぱり偽名とか面倒くさいよね。青山様とか言われてもピンと来ないんだよね。後々の事を考えると仕方ないけど、分かりやすい方法ないかな。


「ねぇねぇ、スキルってなぁに。凄い能力なのかな。それを使って戦うの」

「いいえですわ、桃谷様。スキルとは、程度の差はあってもこの世界の者が必ず持っている魔力や闘気と違って、その人個人が生まれながらに持つ特別な能力の事ですわ。ですので訓練や努力で習得する事は出来ませんですわ。そしてスキルを持つ者も凄く稀で十万人に一人と言われてますですわ。その能力も千差万別でどのような能力が存在するのかもあまり把握されておりませんですわ」

「我々にもそのスキルは有るのでしょうか。ニコッ」

「それは勿論ありますわ。青山様にスキルが無いなんて考えられませんですわ。だって青山様は特別な勇者様ですもの・・・」

「それってどうすれば分かるのでしょうか。何か調べる方法などがあるのでしょうか。ニコッ」

「今の所その方法はわかっておりませんですわ。スキルをお持ちの方は皆、ご自身で発見されるそうですわ。出来れば青山様とスキルをご一緒に発見させていただきたいと思いますですわ・・・・・・」


  桃谷様って誰だよって、あぁ〜、大森さんだったよね。本当にわからないから。

 そうだ、名札なんかどうかな。みんな胸に名札を付ければいいなじゃないかな。ちっちゃな名札じゃわかりにくいからA4サイズくらいの物を胸に貼っておけばいいと思うな。

  雪ダルマ王女の名前も忘れちゃったしみんなにもお願いできないかな。


「で、前の勇者は封印するっていうスキルを持ってた訳か。それでもその後に強くなって倒しゃいいだろ。放置するとかどうよ」

「まあ、そこにも何かあったんじゃ無いかな。魔王を倒せるほど強くなれなかったとか。その辺はどうなんでしょう。王女様。ニコッ」

「残念ながらその後の事は伝わっておりませんですわ。魔王を封印された後に勇者様は何処かへ旅立たれたと伝えられていますですわ」


  そうだ。プラカードはどうだろう。メイドさんにプラカードを持ってもらっていれば名前がすぐわかるね。甲子園の球児の開会式みたいでいいんじゃないかな。何かちょっとワクワクするね。


「そうですか。それは残念ですね。私達の今後にも関わる事なのでとても気になります。ではランクとは何でしょうか?ニコッ」

「そ、そうですわ。残念ですわ。でも青山様にはずっと居て頂きたく思いますですわ・・・・・・。あっ、ランクでございますわね。ランクというのは前の勇者様がお決めになられた強さの基準ですわ。一般の人をランクGとして強さが上がるごとにF、E、D、C、B、A、S、SS、SSSとなっておりますですわ。ランクが一つ上がると下のランクの者が五人がかりで何とか戦える程の強さがあると規定されていますですわ。ランクが二つも違えば攻撃力、防御力、身体能力に差が出過ぎて何百人集まってもかないませんですわ」

「はぁぁ。何だそりゃ。俺達がランクGで、その二つ上のランクEは俺達の常識にある人類超えてんぞ。さらに魔王はランクSSSってか。何だそのふざけた設定は」

「確かに。さすがにその差は想定外だよ。王女様、そのような強さを手にする事が可能なのでしょうか。しかも時間の問題もあると思われますが。ニコッ」

「そうだよね。強くはなれますが一千年かかりますとかじゃ、実現不可能だもんね」


  うん。 ちょっと待って。よく考えてみると僕のプラカードを持つメイドさんって筋肉ムキムキメイドさんだよね。あぁ、ダメだね。僕の前を筋肉ムキムキメイドさんがプラカードを持って歩いてるのを想像してみるとあまりにも異常事態だよ。そんな人を見たら僕なら猛ダッシュで逃げるね。間違いないね。

  それでは僕の普通のハーレムが遠ざかってしまうよね。出来るなら上はメイドさん、下は雑用係で同年代ぐらいの普通の女子とお知り合いになりたいのです。あっ、貴族や王族の皆様はノーサンキューでございます。分不相応の方との出会いに夢や希望を持つのは止めましたから。普通がいいよね。

  名前ももういいや。覚えられないって事は覚える必要がないって事にしておこう。


「それは大丈夫だと思われますわ」

「王女様、何かいい方法があるという事なのでしょうか。ニコッ」

「い、いえ。方法という訳ではないのですわ。転生の勇者様は成長速度がこの世界の人間とは違うみたいなのですわ。伝え聞く所によりますと前の勇者様は二年ほどでランクSSに到達されたそうですわ。青山様でしたらきっともっと早く魔王を超える力手にされると信じておりますですわ」


 ばんんんんんんんんんんん!!


  何の音だと見てみると椿原さんが怒りの表情です。

  今まで怒った所を見た事ない癒し系の巨乳美少女がお怒りです。怖いです。何かお気に召さない事でもあったのでしょうか。


「もぉぉぉ。そんなどうでもいい事はどうでもいいんですぅ!それよりも魔法ですぅ!早く魔法をおしえてくださいぃぃぃぃ!」

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