眷族【眷族召喚って何となくカッコイイと思うのは私だけ?】
すみません(;^ω^)仕事忙しすぎワロエナイ状態でなかなか投稿出来ませんでした
「ゲギャギャギャギャ!!」
「鬱陶しい!」
襲いかかってきたゴブリンウォリアーを一撃で屠った後、ゴブリンウォリアーの持っていた鉄の剣をコボルトウォリアーに投擲して喉を潰す
後ろから気配を決して近づいてきたアサシンゴブリンを頭を撃ち抜くことで殺したあと微かに息のあったコボルトウォリアーを始末する
私は今他の冒険者では手に負えない魔物を狩っている。Sランクのアースドラゴンはグランドマスターが対処しているし、Aランクはさっき全滅させたので、残りはBランク以下だけとなる。Bランクで一番厄介なのはゴブリンキングとゴブリンアヴェンジャーの二匹
ゴブリンキングはゴブリンどもを統率し、強化するスキルを持っているので群れを形成していた場合ゴブリン達の危険度は1ランク上昇する
ゴブリンアヴェンジャーは他の魔物が倒されれば倒されるほど復讐心によって強さが上がる。過去にゴブリンアヴェンジャー1体になす術もなく滅ぼされた国もあるほどだ
しかも普通のゴブリンと見分けが付きにくいので気がついたら自分の手には負えないほど強くなっているということもある
「こんな所かしらね」
私の周りにはゴブリン種やコボルト、オークなどの死体が山積みになっている。ゴブリンやオークが多いのはファンタジーではお馴染みの「人間種の女を攫って苗床にする習性」によるものだ。まぁ、私の方に来た時点で自ら地獄に飛び込む様なものだけど
『マスター、強大な反応を感知しました。ランクで言えばSSSランクです』
「え!?さっきまでSランクしかいなかったわよね!?」
『気配から察するに眷族召喚によって生み出された魔物でしょう』
眷族召喚?なにそれ
『マスターの種族「神狐」のように神獣化を果たした者達が使える能力です。自分の眷族であればMPを消費して生み出さす事ができます』
てことは…私も出来るの?
『はい、マスターの場合は獣系統であれば召喚可能です。召喚された魔物は自分の従魔となります』
なら、私も喚んでみようかしら?それって今すぐできる?
『はい、頭の中で眷族召喚と思い浮かべれば詠唱は自然と浮かぶ筈です』
えーと…眷族召喚…眷族召喚……あ、これかな?
『天界に仇なす者
其はこの世の支配者を喰らう者
我は其を使役する者
我が呼びかけに応え顕現せよ』
【眷族召喚:フェンリル】
「グルアアアアァァァァァァォォ!!!」
白銀の魔法陣から現れたのは神喰狼として有名な神獣フェンリル
白に近い白銀の毛並みと金色の双眸
ただそこにいるだけで圧倒されるような存在感
全てにおいてSSSランクと呼ぶにふさわしい神獣
『私を呼び出したのは貴女ですか』
「えぇそうよ」
『神狐である貴女様の復活心よりご祝福申し上げます』
「ありがとう。時間が無いからさっさと済ませるわ。貴女、私の従魔になる気は無い?」
『我ら獣族一同貴女様に仕える事こそ至高の喜びで御座います』
「なら、これからよろしくね。貴女の名前は秋穂よ」
『承知、これより私は秋穂として主様に生涯従いましょう』
眷族契約によって私の右手の甲にフェンリルのマークが浮き出て契約が無事完了した事を知らせる
「さて、フェンリル改め秋穂…早速仕事よ。今からこちらに向かってくるSSSランクの魔物を狩りなさい」
『承知』
さて、SSSランク同士の戦い…見せてもらうわよ
はい、今回は神喰狼フェンリルさんの登場会でした