祝!【誤字報告機能実装】記念!『鎧の新機能』の巻
【お知らせ】
なろう様『誤字報告機能実装』を祝し、今話タイトルを変更してお届けいたします。
五両賞・・・ご了承くださいまし。
俺は遂に魔王城へ辿り着いた。
パーティーメンバーに置き去りにされながらも、一人でここへ来た。
あ、正確には、おんぶしているリリスちゃんと一緒だ。
幼女姿の超メジャー悪魔は、俺の背中でスヤスヤと寝息を立てている。
どうせなら、大人ヴァージョンのセクシーリリスを・・・
はっ!俺は何という事を考えているんだ!
助けてもらった恩人?いや、恩悪魔に対して、なぜイヤラシイ事を考えてしまうんだ!
俺のバカ!
いや、でも・・・
あのエロいリリスをおぶったら・・・
寝ていて起きないリリスが、俺の背中にいたら・・・
ブー!!!【警報】【警報】【警報】【警報】
「思考が【EVIL】に陥りました。ご注意ください!ご注意ください!」
鎧OSのロト子が警報を発した・・・
なにやら新しい機能らしいのだが
俺が森の魔力にヤラレて、ロト子へ欲情してしまった事への対応らしい・・・
ちょっと前、ノル・ウエノの森での出来事・・・
「おおっ!ロ、ロト子!サイコー!!」
俺は、ロト子こと『鎧OS=ロト11』の幻影に、サンオイルを塗るという建前で
あんなこと(※1)や、こんなこと(※2)をしていた・・・
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
【注釈】
(※1)R18ではないので、詳細は書けません。
(※2)主人公の人格が疑われるような、猥褻な行為。
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ああ!もう!【注釈】ウザい!
まぁ、実際は森の木々に抱きついて、撫でまわし、腰を・・・
と、とにかく!木相手に格闘していたんだ。
ブー!!!【警報】【警報】【警報】【警報】
なんだよ!ロト子!
俺はエロいことなど考えてないぞ!
「思考及び言語に【DOU BT】が確認されました。ご注意ください。ご注意ください。」
どんな警報だ!
そして、どんな略語だよ!
とにかく!俺は森の魔力に惑わされていただけで
ヤラシイ事などしていない!
もちろん、ヤラシイ気持ちも・・・
ブー!!!【ダウト!】
なんだよ!それ!
もはや警報ですらないじゃん!
しかし・・・エヘッ・・・
リアルな幻影だったなぁ~
ブー!!!ブー!!!【EVIL】!【EVIL】!
で、まぁ、その・・・幻から醒めて気が付くと俺は荒野にいたんだ。
森どころか木なんか一本も生えてない荒野に・・・
「ふん!全く世話の焼ける小僧じゃ」
そう、そこには幼女姿のリリスが立っていた。
聞けば、俺のあまりの奮闘ぶりに・・・
ブー!!!【DOUBT】!
あ、俺の全力の闘いに・・・
ブー!!!【DOUBT】!
「・・・」
ブー!!!【ドロー2】!
なんだよ!それ!
UNOかよ!
つまりは・・・
俺を見るに見かねたリリスが森を吹き飛ばして
俺は脱出できたんだ。
でも・・・
「魔王城の近くだというから、少しは楽しめるかと思えば・・・」
リリスはご機嫌斜めで・・・
「余りにもくだらぬ!くだらなすぎて妾は眠くなったぞ」
そう言って、荒野で寝始めてしまった・・・
そのまま置いて行く訳にもいかず・・・
俺はリリスちゃんをおぶって来たわけなのだが・・・
さすが、というか・・・ナニ?この高すぎる城壁・・・
そして、重厚な彫刻の施された門。は良いのだが・・・
『猛モンスター注意!』
『セールス、討伐者お断り!』
などと、台無しなステッカーが幾つも貼られている。
『チラシ入れるな!』
いや、そんな奴はいない・・・てか、どこに入れるんだよ!
『子どもが乗っています(^▽^)』
ファミリーカーか!
『N〇K』
おいおい、受信料払ってんのか?こんなところまで徴収の人来てんの?
『ヤ〇ト王子』
ん?なにこれ・・・なんか子供が勝手に貼っちゃうシールみたいだが・・・
スミマセン!昭和ネタは、やっぱ無理!
あー『ビックリ』した!
しかし、ホントにスゴイ門だな・・・
「地獄の門と呼ばれている・・・」
ん?その声は!カイコさん!
「どこにいるんですか?カイコさん」
「門の扉の影だ・・・」
そういえば、巨大な門の扉が人一人通れるくらいに開いている。
ああ、ここから入れば・・・
「来るな!」
「え?」
「来ないでくれ・・・」
「どうしたんですか?カイコさん」
「今、私の姿を勇者殿に見られたくない・・・」
「って、どんな姿なんですか?」
「言葉にするのも悍ましい・・・」
「一体、何が?」
「私は・・・不覚にも魔物たちに囚われて・・・」
「え!大丈夫なんですか?」
「ああ、殺されはしなかったが、鎧を剥ぎ取られ・・・」
「な、なんですとぉ~!!!」
ブー!!!【EVIL】!【EVIL】!
「す、すぐに助けに行きます!」
「だめだ!来ないでくれ!武士の情けだ!」
「べ、別に、カイコさんが裸だから、それが見たいからって訳じゃないですから!」
ブー!!!【ダウト!】
「すぐ、イキます!秒で!」
「いや~ん!来ないでぇ!!!」
カイコさんは、珍しく女性口調で叫んでいた。
ごくり・・・
ブー!!!【EVIL】!
【次話予告】
誤字報告機能。
うむ、素晴らしきかな新機能。
救われるわ~助かるわ~
次回「ご褒美と罰ゲーム」
本当に助かりました。
前回予告でタイトル間違えていたもので・・・




